「過去50年は経験してこなかった」と言われるほどに酷い洪水の被害を受けている、メキシコ南部・タバスコ州。
海軍のメンバーで構成されたレスキュー隊は、そんな大惨事の処理中に…
逃げ遅れてしまった、1匹のラブラドールレトリバーを発見しました。
九死に一生
発見された当時、彼は溺れないように前足を窓台に引っかけて、どうにか生き延びている状態だったのだとか。
既に、身体の半分ほどが水に浸かっており…
発見がもう少しでも遅れていれば、命はなかったかもしれません。
その後、レスキュー隊員が落ち着かせてボートの上に引っ張り上げ、保護することに成功。
メディカルチェックと適切なケアが施されたものの…
命の危機を体験したラブラドールレトリバーは、すっかり怯えきっており、身体も痩せ細っていました。
飼い主が見つからなかったため、彼はそのまま海軍で引き取られることに。
名前はまだ決まっていないものの…
いずれは救助犬として活躍するよう育てていくつもりだそうです。
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未来に期待
救助の様子を撮影した動画は、海軍の公式SNSアカウントで公開されており…
レスキュー隊への称賛や、不憫な犬を励ます声が寄せられています。
心身の健康を取り戻しながら、どうか立派に成長を遂げていって欲しいですね。
(参照:Bored Panda)