高速道路に取り残され絶体絶命の状態だった子猫を救った、勇敢で心優しい男性の物語を紹介します。
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なんとも可愛らしい姿でこっちを見ているこの子猫。
実は発見当初は、高速道路の中に、かなりひどい状態で取り残されていたのです。
最初に子猫を発見したのはリチャード・クリスチャンソンさん。
フェンスに必死にしがみついて、助けを求めて鳴いている姿を見た瞬間、「すぐに助けなければ、まずいことになる!」と思ったそうです。
しかし、高速道路を通り過ぎる人たちの中に、誰1人として子猫を助けようと車を止める人はいませんでした。
「みんな猫が車に轢かれて死んだだけだと思って、助けようとしないんだ。信じられないよ。あの猫は生きていたのに…。恐くて、脱水状態にもなっていたし、動けなかったんだ。」と、その時の状況を説明するリチャードさん。
レスキュー隊にすら、危険すぎるから猫を助けるのは諦めた方がいいと言われたそうです。
それでも、その1つの命を諦めきれなかったリチャードさんは、子猫を助けるために1人で高速道路の中に入ります。
その様子はコチラ。(若干、血が映ります。)
はじめは少し驚いた顔を見せた子猫でしたが、リチャードさんが「つらかったね。もう大丈夫だよ」と優しく話しかけると、すぐにほっとした様子を見せました。
そして、リチャードさんがそこから連れ出そうとすると、すぐさま腕の中に丸まり、ミャーと嬉しそうに鳴いたのです。
結局のところ救出された子猫は、2回の手術を含め30日間病院で治療を受ける必要がありました。
リチャードさんに助けられずに、あと数時間でも放置されていたら、命はなかったかも知れません。
病院での治療を終えた子猫は、そのままリチャードさんの家族になりました。
高速道路(フリーウェイ)で発見したので、フリーウェイと命名。
お互い本当に幸せそうな2人。
状況が悪いからといって、見て見ぬふりをしたり、諦めたりする人が多い中、リチャードさんのような 勇敢で心優しい男性に出会えた子猫は、本当にラッキーでした。
しかも、そのまま家族に迎えてもらえるなんて! つらい思いをした分、めいっぱい幸せになってね。