アメリカ・ワシントン州に引っ越したミランダさんと家族は…
新居に引っ越した際、前の家主からの「置き手紙」を見つけました。
私たちが大切にしていた家へようこそ!
一つだけお願いがあります。
裏庭に、オレンジの毛色の猫が住んでいます。
彼は12年前、裏庭で生まれました。
前足を怪我しているので、近づくのを嫌がります。
彼には1日2回ご飯をあげていて、冬や雨の日のために家も置いてあります。
できるならお世話を続けてくれると嬉しいです。
その手紙を読み終える頃、ふとドアに目をやると…
なんとそこには、コチラをのぞいている猫の姿が!
ドアのところで待っていたので、ご飯とお水をあげました。
警戒していたけれど、怖くないとわかってくれたみたい。
ミランダさんは彼をラズと名付け、お世話を引き継ぐことにしたそうです。
心を開いて…
彼は毎日裏庭にやってきて、お気に入りの石の上に乗ったり、外に置いてある椅子に座ったり…
のんびりと時間を過ごします。
うちには5匹も猫がいますが…
今では6匹になりました。
ご飯を食べる時には人が庭にいるのを嫌がっていた彼ですが、数週間もすると次第に慣れてくれた様子。
その後、ドア越しに他の猫たちにも挨拶ができるように。
喧嘩することもなくドア越しに鼻をくっつけたり、匂いをかいだりしていました。
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旅立ちの前に
しかし、大変悲しいことに…
2019年6月、ラズは不慮の事故によって、命を落としてしまったそう。
期間は短かったものの、ミランダさん一家と出会えたことは、本当に幸せな思い出となったに違いありません。
彼が生前と同じように、天国で穏やかな時間を満喫していることを、心から祈るばかりです。