ある日、木の下で箱の中に置き去りにされた2匹の姉妹猫・カネリとバニラを見つけた保護活動家・ジョーンさん。
その日の気温は37度を超えており、子猫たちは暑さでハアハアと荒い息をしていたと言います。
完全にぐったりとしていましたが…
驚くべきことに、彼らはまだ生きていたんです!
その後、自宅へと連れ帰り急いでミルクを与えると…
1日もしないうちに、彼らは元気を取り戻し始めました。
もう1匹の猫
ほっと胸をなでおろしたのも束の間、1週間後、彼女はまた思いがけない光景を目にします。
地域猫たちにご飯をあげに出かけると、竹やぶの中から鳴き声が聞こえ…
慌てて探しに行った先で、バニラとカネリにそっくりな2匹の子猫を見つけたのです。
母猫が竹やぶの中に子猫を隠して、数日前から完全に育児を放棄していたのでしょう。
残念ながら1匹の子猫はすでに命を落とし、もう1匹もとても危険な状態でした。
ここまで一人ぼっちで生き延びたのは、奇跡としか言いようがありません。
彼は最後の力を振り絞って助けを呼んだのでしょう。
ジョーンさんの家でケアを受けた彼は、まもなく先に保護されたお姉ちゃん猫たちと再会することに。
すると、出会ってすぐに…
バニラとカネリは彼を抱きしめたそうです。
以来、チリと名付けられた弟猫は、お姉ちゃんたちへベッタリになりました。
2匹の姉から受け取る大きな温もりと安らぎは、彼の生命力の一部になっています。
姉妹や私からの身体的な触れ合いは、彼に“生きたい”という意志を与えているんです。
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強い絆
無論、1歳を迎えても…
彼らの間の強い絆は健在です。
今ではチリの方が大きくなってしまいましたが、バニラとカネリは今でも彼のことを溺愛しているのだとか(*´艸`*)
チリを救うために色々な手を尽くしましたが…
バニラとカネリなしでは、絶対に叶いませんでした。
昔と同じように、弟を抱きしめるお姉ちゃん。
仲良しの猫たちは、これからも楽しい思い出をたくさん紡いでいくことでしょう。