米ニューヨーク州ブルックリンのとある公園で、生後1週間ほどの子猫の兄弟が発見されました。
たまたま近くを通りがかった住民が、彼らの鳴き声を聞きつけて保護しようとしたものの…
ピッパと名付けられた1匹は、下半身に大きな傷を負っており、ひどく苦しんでいたのだとか。
そのため子猫たちは、動物保護団体を通じて里親のジェスさんに引き取られることになりました。
諦めたくない
さっそく動物病院に連れて行ってもらったピッパ。
獣医師は、「3日も生きられないだろう」と安楽死を勧めてきたんです。
それでもジェスさんは、子猫に生きるチャンスを与えてあげたいと思ったそう。
それは、すべての命を救うことは出来ないということです。
だけど、それでも私は諦められませんでした。
だから彼女のために、出来る限りのことをしてあげたんです。
ジェスさんの意志に応じるように、ピッパもまた生きることを諦めませんでした。
たくさん食べて、少しずつ体重を増やし…
治療の苦痛にも、辛抱強く耐え続けます。
そして2週間後には、自力で這いまわることすら出来るようになったというピッパ。
まるで、自らの姿で、そう伝えてくれているようでした。
その回復ぶりには、獣医師も驚かされたそう。
傷痕もほとんど完璧に癒えて、やがて兄弟との再会を果たします。
他の猫と触れ合えるということは、子猫の生育にとっても良いことです。
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生きる喜び
日を追うごとに、ピッパはどんどん成長していきます。
身体はまだ兄弟よりも小さいですが、体重は1000グラム程度まで増えたとのこと。
性格はちょっぴりワガママになって、欲しいものがあると主張をやめないのだとか(*´艸`*)
今では、すっかりおしゃべり好きになって、何かあると私に呼びかけてくるんですよ。
儚い子猫の命を懸命に救ったジェスさんと、生きることを決して諦めなかったピッパ。
彼らの素晴らしい姿勢に、称賛の拍手を送ります!