ある日のこと。
米カリフォルニア州パーリアに暮らす女性が、キッチンカーの前でうずくまったまま動こうとしない子猫を発見しました。
よく観察したところ、どうやら肉球を火傷してしまっている様子。
キッチンカーのグリルがまだ熱いうちに、飛び乗ってしまったのかもしれません。
女性は彼女を、猫のための保護施設へと連れて行くことに決めました。
抱っこにやみつき
子猫はまだ生後2ヶ月ほど。
怖がりな性格である一方で、自分を保護してくれた人々に甘えようともしていました。
施設のハーヴィさんは語ります。
けれども、スタッフの手を舐めては、小さくのどを鳴らしていたんです。
ベルナデットと名付けられた子猫。
すぐに火傷を治療し、肉球に包帯を巻いてもらいました。
さらに、ケアを受ける中で彼女は『新たな楽しみ』を見つけます。
どうやらベルナデットは、それが気に入ったみたい。
そこで、彼女の傷が癒えるまでは、スタッフが交替で彼女を抱っこしてあげることになったんです。
抱かれている間中、ゴロゴロと喉を鳴らす音が止まらなくなってしまうんだとか。
以来、彼女は毎朝スタッフが迎えに来るのを、楽しみに待つようになったそうです。
あまりに抱っこをねだるので、動物のお世話担当のスタッフが忙しいときは、事務方のスタッフが「抱っこ役」に駆り出されるほど!
大きな人間の腕は、彼女にとって揺りかご同然に心地よいのか…
そのまま眠ってしまうこともあるといいます。
本当に可愛らしい子なので、みんなで愛情を注ぎ続けました。
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次のステージへ
2ヶ月ほど経って、肉球の火傷も完治したベルナデット。
飼い猫として引き取ってくれる家も見つかり、無事に施設から巣立っていきました。
新しい家では、お姫様みたいに、存分に甘やかされて欲しいですね。
困難を乗り越えた子猫が、これからも幸せな生活を送れるよう、切に願っています(*´∀`*)