米ワシントン州シアトルにて発見された子猫の兄弟。
母猫とはぐれてしまった彼らはいずれも痩せ細っており、身体もひどく汚れていました。
特にリコライスと名付けられた1匹は、兄弟と比べても特に身体が小さく…
発見当時も、辛うじて生きているという状態でした。
目の前で指を振ってみても、その動きを追うことすら出来ないほどに衰弱していたそうです。
寄り添ったケア
地元のアニマルレスキューのアシュリーさんは、彼らの話を知り、自宅へ迎え入れることにしました。
よほどお腹を空かせていたのか、自分の身体と同じくらいの量のご飯をペロリと平らげた子猫たち。
保育器の中で体温を保ちながら、抗生物質や目薬などの投与を受けて、回復への道のりを歩み出します。
極端に弱っていたリコライスには、水分補給を欠かさないようにしつつ、3時間おきにシリンジからご飯を与えました。
そしてある朝、子猫のご飯を用意するために起床したアシュリーさんは…
見違えるほど元気を取り戻した彼の姿に、驚かされたそう。
まさに、大きな前進でしたね。
アシュリーさんのオフィスの机の周りを動き回って、元気になったことをアピール。
自力でトイレを試みるなど、猫としても成長していきます。
他の兄弟も、リコライスのことを気にかけていたようで…
彼を取り囲み、よく毛づくろいをしてあげていたのだとか。
それでもまだまだ健康的とは言い難く、とにかく体重を増やして体力をつける必要があったため…
アシュリーさんは睡眠時間を削って、1日に何度も彼にご飯を食べさせてあげたそうです。
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順調に成長中
やがて体重が500gに近づいたリコライスは、美しい瞳とフワフワの毛並みを手に入れていました。
里親をやっていて良かった、と思える瞬間ですね。
アシュリーさんによく懐き、声を聴いたら必ず駆けつけるというリコライス。
たくさんのご飯と愛情をもらって、これからも心身ともに、立派な大人へと育っていってくれるよう願います。