米カリフォルニア州にて保護された子猫のチェスターは、ガリガリに痩せ細り、顎にはひどい怪我を負っていました。
しかし、そんな危機的状態にもかかわらず、彼は人間を警戒することなく、すぐに心を開いてくれたのだとか。
動物病院に連れて行っても、のどの音のせいで心音が聞き取れなかったくらいなんですよ。
その後、顎の大手術を終えたチェスターは、後遺症で口を閉じれなくなりました。
しかし、里親のメルさんによれば、「本人はあまり気にしていないみたい」とのこと。
甘え好きで、とてもカワイイ子猫ですね。
運命の出会い
一方その頃…
同じ保護団体に、ビッティという子猫が運び込まれました。
全身傷だらけで保護された彼女は、チェスターとは対照的にひどく人間を怖がっていて、誰も近づけようとしません。
動物病院で治療を受けると、同じく里親のメルさんに引き取られることになりました。
2匹の性格はまったくの正反対。
陽気で人懐っこいチェスターは、当然ビッティにも寄り添おうと猛攻を繰り広げましたが…
怖がりで誰からも距離を置こうとする彼女は、それを許しません。
そんな関係に転機が訪れたのは、1週間後のことでした。
チェスターも一緒にケースに入れて、救急に連れて行きました。
幸いにも、数日間の入院を経て感染症が完治したため、ビッティを家に連れて帰ると…
まるで「おかえり」と言うように、チェスターもそれを受け入れていましたね。
それからというもの、固い絆で結ばれた2匹は…
一緒に遊び、一緒に眠り、どんな時も傍を離れなくなりました。
チェスターがほんの数分でも見当たらないと、ビッティはいてもたってもいられず…
部屋中を走り回りながら、大声で呼ぶそう(*´艸`*)
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安心に包まれて
メルさんは語ります。
その心と身体は、ビッティのことをしっかりと包み込んでいます。
相性抜群の相棒を見つけることができた、チェスターとビッティ。
これからも2匹仲良く、幸せに暮らしていくことでしょう。