飼い主に見放され、これまで適切な医療ケアを受けてこなかった猫・ザラ。
ウェストバージニアの「Itty Bitty Kitty Committee」に保護された彼女は、ただちに獣医のもとへ連れて行かれます。
MRI検査を受けたところ、どうやら呼吸器に問題があるとのこと。
そして、オハイオ州立大学のメディカルセンターで、より詳しく調べた結果…
ザラは先天性の形態異常を抱えていることが明らかになります。
障害があっても
左目は発達しておらず、左側の鼻腔もまったくない他、左右の脳も非対称の状態だったそう。
ただし本人は、そうした重い障害を気にかけてもいないかのように…
いつもフレンドリーで穏やかな振る舞いを見せていました。
スタッフのケイシーさんいわく…
たいていの猫は、新しいお家に着くと安全な場所を探して隠れてしまいます。
でも、ザラは違いました。
里親ファミリーの家に着くと、すぐにベッドの上に飛び乗り、寛ぎはじめたんです。
威嚇したり、引っ掻いたり、噛んだり、逃げ出したりすることなんてありませんでした。
それどころか、さっそく里親ファミリーに甘えはじめたんです。
里親ファミリーからたくさんの愛情を注がれ、ザラは心身ともにのびのびと成長していきました。
お友だちとゴロンと寝そべっているときが、彼女にとってなによりも幸せなひと時なんだとか!
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幸せを掴むために
先日、ザラは健康チェックのために再び動物病院を訪れました。
甘えん坊ゆえ、獣医に抱きかかえられながら診察を受けます。
健康状態も良く、体重も増えていたので、2週間以内に外科手術が施される予定です。
優しい人たちのおかげで、明るい未来への切符を掴んだ彼女が…
近い将来ふさわしい「生涯のお家」を見つけ、いつまでも幸せに暮らせることを願ってやみません。
(参照:LoveMeow)