米カリフォルニア州の保護施設に、ひどく痩せ細った猫の親子が連れてこられました。
彼らはいずれも、深刻な感染症を患っており…
施設の人々の懸命な看病も実らず、子猫のうち1匹は、動物病院へと向かう車の中で息を引き取ってしまいます。
母の献身
まだ2歳という若さで母猫となったエマ。
彼女は、子どもたちを守ろうとする気持ちがとても強かったそう。
けっして生き残った子猫たちの傍を離れず、四六時中、休まずにお世話をし続けていたといいます。
里親の元へと引き取られていっても、その気質は変わらないようで…
私たちが子猫のお世話をするときも、じっと見つめて、視線を離さないんです。
母性の強い、すばらしい母親だと思いますね。
そんな献身的な母親のもとで、3匹の子猫は着実に成長していきました。
マリアンヌは、ちょっと短気なところがありますね。
ビングリーとウィロビーは、おっちょこちょいな子です。
みんな、とてもかわいいんですよ。
エマが里親の方に心を許すまでにも、それほど時間はかからなかったようで…
いつしか助けてくれたことへの感謝を示すように、顔を擦りつけて甘えるようになったんだとか。
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子離れの時
子猫が成長するにつれて、エマの過保護ぶりも少しずつ落ち着いていき…
救助から3週間がたった頃には、我が子を離れた場所でじっと見守る姿も目撃され始めました。
彼女はまるで、私に何かを伝えようとしているみたいでした。
もしかしたら、今後はもっと子猫のお世話を任せる、という意思表示だったのかも。
その後、健康を取り戻した親子は「生涯の家」を探すため、ロサンゼルスの保護団体へと引き取られていきました。
彼らの今後に、たくさんの幸せが待ち受けていることを祈るばかりです。
(参照:Love Meow)