ある日のこと。
動物保護団体「Furry Friends Adoption」の一員としてボランティアをしているビビアン・シュワルツさんは…
フロリダ・ポンパノビーチの近くで、1匹の母猫と複数の子猫を保護しました。
母猫は、ゴミがあちらこちらに散らばっている防水シートの下という劣悪な環境で、子猫たちを生んでいました。
エンジェルと名づけられた母猫は、わずか生後6ヵ月ほど。
ビビアンさんはまだ若い新米ママに協力して、一番小さい子猫にミルクやサプリメントを与えます。
献身的な母
そんな24時間体制のお世話の甲斐あって…
子猫たちはすくすく大きくなっていきました。
エンジェルはとても愛情深く、思いやりのある母親です。
わたしたちが彼女たちを保護したことを、心から感謝しているみたい。
ご飯も、子猫たちが食べ終わるのを待ってから自分の分を食べはじめます。
若いながらも、彼女は献身的に子猫たちへ尽くし、けっして彼らのそばを離れようとはしませんでした。
愛してやまない我が子。
しかし…日々が過ぎれば、やがて巣立ちのときがやってきます。
それぞれがよその家へ貰われていくことが決まると…
寂しさからか更に過保護になったエンジェルは、1匹だけ残った自分に瓜二つの子猫を、以前にもましてそばに置きたがるようになりました。
親子はキャットタワーの上に座り、窓から鳥やリスを眺めるのが大好きなの。
エンジェルは子猫の毛づくろいをして、一緒に眠りにつきます。
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ずっと母でいたい
子猫はもう自分で毛づくろいできるほど大きくなったにもかかわらず、エンジェルは未だかいがいしく世話を焼きたがるそう。
遊ぶときも、お昼寝をするときも、いつでもどこでも一緒の2匹は、海よりも深い絆で結ばれているようです。
どうか親子一緒に住むことのできるお家が見つかるよう、祈ってやみません。
(参照:LoveMeow)