ある日のこと。
カナダ・モントリオール市のとある家の庭で、犬が何かを見つけた様子で吠えていました。
家主が見に行ったところ…
そこにいたのは、なんと小さな子猫!
他の子猫も見つからず、母猫も戻る様子がなかったので、家主は地元の愛護団体「Chatons Orphelins Montréal」に連絡を取ります。
スタッフのセリーヌ・クロムさんによれば…
母猫と離れて随分時間が経っていたみたいね。
ロータスと名付けられた子猫はとてもシャイで、カゴからなかなか出ようとしません。
しかし、空腹には逆らえなかったようで…
キャットフードの缶を開けるやいなや、すぐにカゴから出て食べ始めます。
出だしとしては悪くなかったわ。
その後、動物病院で診察を受けた結果…ロータスはネコ白血病ウイルスに感染していることが判明。
健康状態が回復するまでの間、そこで看護師として働いていたエマニュエルさんが、里親として面倒を見ることを申し出てくれました。
エマニュエルさんは、彼女が寂しくならないよう、家ではバスローブのポケットに入れることに。
そしてロータスが人間に慣れ、元気を取り戻すためには愛情が欠かせないと考え、時間が許す限り体を撫でてあげます。
すると…最初は怯えていた彼女も、徐々に心を許してくれるようになったそうです(*^ω^*)
加えてエマニュエルさんは、仕事先の動物病院へもロータスを連れて行きました。
家ではバスローブのポケットでしたが…
病院では看護着のポケットがベッド代わりです(笑)
そうした献身的なケアのおかげで、みるみる体重も増加。
初はシャイでおどおどしていた彼女も、お茶目でイタズラ好きな本来の元気さを取り戻しました。
関連:可愛い野良の子猫に気に入られた男性。しかし彼には、猫を飼えない事情が…
とはいえ、甘えん坊な性格は変わらず…
今でも、エマニュエルさんが行く先々について回りたがるのだとか。
自分を愛してくれる人から、決して離れたくないのでしょう。
どうかエマニュエルさんと同じくらい、彼女を暖かに迎え入れてくれる家庭が見つかるよう、切に祈ってやみません。