ブリティッシュ・コロンビア州フォートラングレーで嵐がふきあれた、ある日のこと。
物語は、保護団体・Tinykittensに「ゴミ捨て場でダンボール箱に入れられた子猫が捨てられている」との通報が寄せられたところから始まります。
保護された子猫たちはまだ生まれて4週間ほど。
Tinykittensの代表であるシェリー・ロシュさんは、彼らを自宅に連れ帰り、花の名前にちなんでそれぞれスノードロップ、スナップドラゴン、アザレア、クラリー・セージ、ダリアと名付けました。
シェリーさんによると、幸いなことに子猫たちの健康状態は良く、保護される前に誰かが世話をしてくれていた可能性が高いとのことです。
安全なところに来られて、お腹もいっぱいになったしね。
そんなシェリーさんの家にはもう1匹、年老いた猫・メイソンがいました。
彼もまた、元保護猫です。
たくさんの思いやりを必要としていた子猫たちを見て…
いつしかメイソンは進んでベッドで一緒に寝たり、毛並みを整えてあげたりするようになりました。
子猫たちもすぐになつき、甘えた声を出し始めます。
母乳は出ないけれど(笑)、立派にお母さん代わりを務めている様子。
やがて、メイソンの一番の仲良しで同じくTinykittensによって保護されたオーラクーダも…
最初こそ興味を示さなかったものの、彼の素晴らしい「孫煩悩ぶり」を見ているうち、自身も育児に参加することに決めたようです。
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そして、保護されてから3週間。
メイソンの助けにより、子猫たちは立派に成長しました。
今は新しい家族にもらわれていく準備を進めています。
別れを想像すると、ちょっぴり切ない気持ちになりますが…
どうかその時が来るまで、優しいお爺ちゃんのもと、元気な毎日を過ごしてほしいですね。