妻のケーシーさんと夫のブレイクさん、犬4匹、アヒル2匹、猫1匹という大所帯のボッグスさん一家。
彼らのInstagram)を見てみると…
かわいい!( *´艸`)
スカーフやサングラスなど、おそろいのアイテムを身につけ、ちゃんとポーズも決まっています。
ボッグスさん夫妻はここ10年ほど、動物を保護する活動をしています。
もともと施設で暮らしていたという写真のペットたちも…
2人と出会うまで、それぞれにつらい過去を抱えて生きていました。
きっかけは、ケーシーさんが19歳の時、ペットショップにいた生後3か月のトイ・フォックステリアのロキシーに出会ったこと。
運命的な出会いを感じ、ロキシーを引き取ったケーシーさんは…
後ほど、その体に股関節がないことを知りました。
悪質なブリーディング施設で生まれた子犬たちによくみられる障害です。
ボッグスさん夫妻は、ロキシーにたくさん栄養をつけさせ、外科手術を受けさせました。
その後、手術をしてくれた先生のバックアップもうけつつ、偽の血統書をつけて健康でない動物を売っているペットショップを相手に裁判を起こし勝訴。
ペットショップは閉店したそうです。
大変な思いをしたロキシーですが、正式なセラピー犬として、病院や学校、介護施設で活躍するほどに回復しました。
その後、ケーシーさんは2匹のピット・ブル、ロージーとジェイクを引き取ります。
ロージーは、治安の悪いノース・セントルイスからやってきました。
犯罪まがいの闘犬ショーが行われ、警官がピットブルを見ると射殺するような劣悪な環境。引き取ったとき、虐待を受けていたのか、ロージーの足は押しつぶされたように傷ついていたそうです。
そんなロージーも夫妻の献身的なケアのおかげで、悪かった足も驚異的に良くなり、フリスビー大会の花形選手として活躍!
2m近いジャンプもお手の物なんだとか(*´艸`*)
一方、生後すぐ檻に閉じ込められて以来、一切の愛情もかけてもらえない生活を送っていたジェイク。
ボッグスさんの家に連れてこられた直後には、ネコにさえ恐怖心を示したといいますが…1週間もたつと、他のペットたちとすっかり打ち解けました。
そしてエディスも、生まれながらにして最悪な状況に置かれていた一匹です。
冷たい路地裏で兄弟犬たちと一緒に、死んだ母犬の体で暖をとっていたところを動物愛護団体によって救われたという彼女。
ウィルスに感染し、ひどい皮膚病にもかかり、腸内にはたくさんの寄生虫もいました。
しかし…
ボックス夫妻の懸命な看護によって、今ではすっかり健康です!
また犬だけではなく猫のミアも、別の保護団体(Stray Haven Cat Rescue)から迎え入れた大切な家族。
冒険やドライブが好きで、森の中も自由に歩き回る彼女。
寝るときは、ピット・ブルと折り重なって寝ているそうです。
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ボッグス家は、週末になるたび、アウトドアレジャーを楽しみます。
そんな一家に、また新たな仲間が加わりました。
表情豊かで個性も色々とあるアヒルを抱きしめるととても幸せです。
ケーシーさんがアヒルの子を家に連れてくると、ピット・ブルのジェイクはすぐに愛情を示し、親のようにアヒルたちに接しはじめたのだそうです。
アヒルたちがヨチヨチ歩いていると、ジェイクは彼らを安心させようとしてか、腹這いになるとのこと。
ガートルードとドナルドと名付けたアヒルたちの方も、やっぱりそんなジェイクが一番大好きなようで、彼を慕い、甘えているんだそうです。
ジェイクは、ご飯を食べると鋭い痛みに襲われる頭蓋と下顎の骨の障害(CMO)を抱えていました。
か弱い動物にも寄り添って気を配れるのでしょう。
犬も猫もアヒルも、敷地内では放し飼いだというボッグス家。
すると、みんなとても仲がいいから、後のメンバーも自然とそこへ集まって来るんです。
海外メディアのインタビューの最後には、「今後も保護された動物たちを譲り受けるつもりだ」と話していた夫妻。
素敵な写真の数々に、心がほっこり温まりました!