『ファインディング・ニモ』や『モンスターズ・インク』など、素晴らしいアニメ映画を数多く世に送り出してきたピクサー・アニメーション・スタジオ。
Rootport (@rootport)さんは以前、その制作現場で飛び交うとある「言葉」について投稿しました。
ピクサーでは必要以上に丁寧な仕事を、「完璧な陰影をつけた1セント硬貨」と呼ぶらしい。非の打ち所のない1セント硬貨の3Dモデルを作ることに熱中しても、映画全体の品質が高まるとは限らない。むしろ、貴重なリソースを浪費しているだけかもしれない。仕事は丁寧なほうがいいが、過剰ではダメだ。
— Rootport◆12/30西に07a (@rootport) 2016年9月30日
なるほど…!!Σ(゚Д゚;)
限られた時間内で素晴らしい作品を生み出すためには、『諦める選択肢』も忘れてはならない、ということですね。
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こちらのエピソードは、スタジオの現社長であるエドウィン・キャットマル氏の著作『ピクサー流 想像するちから』(ダイヤモンド社)の中で紹介されていたとのこと。
日本企業では、しばしば完璧な議事録をつけようとする会社がある。大抵は、会議での発言権のない若手社員がその任務を負う。丁寧な議事録は、たしかに見栄えがいいし、それを書いた人を褒めたくもなる。けれど、議事録なんて、本当は「完璧な陰影をつけた1セント硬貨」にすぎないのでは。
— Rootport (@rootport) 2016年9月30日
プロ意識の根源ともなりうるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました!