事故に遭った男性が、病院のベッドで寝ています。
かたわらには、心配そうにベッドを見上げる一匹の犬。
そして…
男性が目を覚ますと同時に、犬も駆け寄りその無事を喜びます。
一見すると、とても幸せな場面。
しかし、このシーンの裏には、あるやりきれない秘密が隠されていました。
セリフのない、胸に迫る物語を、ぜひ動画でご覧ください。
- キャプチャ画像
-
事故に遭った直後の男性。
車の下敷きになり意識を失っているところを、犬が引っ張りだして助けます。
その直後、車は炎上。もしも犬がいなければ、男性は確実に命を落としていたでしょう。
そして時間はさかのぼり、事故の直前へ。車を運転している男性。
バックミラーに、車を追いかける犬が映ります。
男性はその犬の姿に気を取られ、車のハンドル操作を誤ってしまい、そして事故に遭ってしまったのです。
時間はさらにさかのぼります。鬱蒼とした森の中にやってきた男性。
車中には、どうやらあの犬がいるようです。外に出してやると、遊ばせてもらえると思ってはしゃぐ犬。
しかし、男性の目的は別にありました。彼はこの犬の飼い主で、森に犬を捨てに来たのです。
首輪を外し、車で走り去っていく男性。そして、その車をじっと見つめる犬…。
上記の動画は、フランスで動物愛護と命の大切さを教える活動をする団体「The 30 Millions d’Amis Foundation」が、キャンペーン用に作ったもの。
物語の最後には、こんなメッセージが寄せられています。
彼は決してあなたを見捨てない。
どうか捨てないで。
一緒に過ごした大切な時間を「お互い」がどう感じているのか、しっかりと考えてみてほしい。
そんな思いが詰まった一本ですね。