匿名掲示板『ガールズちゃんねる』に寄せられた、とあるエピソードに注目が集まっています。
投稿主のお父さんは、遺児を支援する非政府組織「あしなが育英会」に寄付を行う、いわゆる「あしながおじさん」だったそう。
「もちろん、それは立派なことなんですが…」
そう言って、彼女は自分の中にあった拭いきれない違和感を打ち明けました。
小学生の頃にやりたい習い事があってもお金がないからと断られ、中学生になったら服すらも買ってもらえませんでした。
ブックオフで、200円のスカートをお小遣いから買ったりしていました。
世間的にはとても立派な事をしているのは確かですが…
目の前にいた実の子どもに、もう少しお金をかけてくれても良かったんじゃないかなと思ってしまいます。
他人の子どもを気遣っていた父は、自分のことをどう思っていたのか。
娘として、不満が残るのは当然です。
この投稿には、他のユーザーからも同情の声が寄せられました。
みんなの声は…
見知らぬ人に寄付して子どもに我慢させる意味がわからないな。
外面だけはよくて、よその人にばかり良くしてあげて…
一番自分が大事にするべきはずの家族を蔑ろにする人は好きになれない。
あしながおじさんの代わりはいくらでもいるけど、お父さんの代わりになる人はいないでしょう。
それだと、自分のことを「すごい!」って褒めて尊敬してくれる人が身近にいないから嫌なのかな。
実家は3LDKのマンションに家族5人で暮らしてて、ただでさえ狭いのに、海外から留学生を2人泊めたりして7人で暮らしてた。
短いときは2週間、長いときは半年。 食費も生活費も全部こちら負担。
うちもお金ない!うちは貧乏!って言って育った。
よその人の面倒見るお金はあるんだね…。
夢や志を追いたい人は、子ども作らなきゃいい。
その後、投稿主はこんなコメントを残しています。
母親にも秘密だったらしく、私が中学生の時家に来た郵便物で発覚しました。
詳しくは知りませんが、父親自身の家庭環境が複雑だったようなので、特別な思いがあったのかなと思っています。
経済面では苦労しましたが、他はとても優しく育てられたので恨んだりはしていません。
お金をかけることだけが愛情ではありません。
ただし、お金をかけなければ伝わらない愛情も、確かに存在します。
深く考えさせられるお話でした。