街を歩いているとき、ある日何気なく「あれ?この場所なぜか段差になっている」や、「あれ?どうしてこの場所だけ周りに何もないんだろう」といった違和感を感じることがあります。
実は、それには何かヒミツがあるのかもしれません。
Twitterユーザーのゆんたくさん(@yuna8313)が、東京駅で新幹線待ちをしていたときに見つけた、”マーク”についてのツイートが話題です。
東京駅で「指定とった新幹線の時間まで暇だなぁ」とぼーっとしてたら、他のとは違う一つだけ模様の入ったタイルを発見。なんだろう?と思ったら浜口雄幸首相が銃撃された場所でした。今もその場所をマーキングしてるって知らなかった。 pic.twitter.com/eWhm7MXhaK
— ゆんたく。 (@yuna8313) 2016年4月7日
そんなヒミツがあったとは((((;゚Д゚))))
普段ならまったく気付かないかもしれませんが、ぼんやり佇んでいたからこそ、発見できたのでしょう。
濱口雄幸首相とは、1929年〜1931年、第27代内閣総理大臣に就任。明治生まれでは初の内閣総理大臣となった方です。
1930年11月4日、神戸行きの特急に乗車するため東京駅を訪れた濱口首相は、愛国社社員・佐郷屋留雄に至近距離から銃撃。腸の30%を摘出する大手術を受けました。
そのときの場所が、このようにマークとして埋め込まれているのです!
そして、「だったらほかにも・・・」と、
ゆんたくさんが探し出したのがこちら。
となると「もう一人、東京駅で襲われた首相いたよね?そう、原敬!」と受験勉強の頃の記憶を辿りググってみると、そっちもマーキングしてるみたい。新幹線まで15分あるし探してみよう!と見つけたのがこちら。この小さなマーク。東京駅すげぇ。 pic.twitter.com/oj3N1zs0In
— ゆんたく。 (@yuna8313) 2016年4月7日
原敬首相は、第19代内閣総理大臣。
1921年11月4日に、東京駅丸の内南口コンコースにて、大塚駅の駅員の青年・中岡艮一に刺殺されています。
濱口首相よりも小さいですが、こちらもしっかりマークされています。
このツイートにはたくさんの反響が寄せられました。
噂では聞いたことあったけど帰りに探しに行こう。 https://t.co/gKZwTTKEwW
— 黎明 (@reimei_f98) 2016年4月7日
え!!!ここそうなの!? https://t.co/knPUQgVtr8
— 花村鈴@春つは横浜初日から (@rinrin8765) 2016年4月7日
知らなかった……。 https://t.co/0lHCUFw6an
— Noriko Osumi (@sendaitribune) 2016年4月7日
あなたの隣に目の下に、そこかしこに。もの言わぬ歴史の小さな証人が。 https://t.co/zZmYmcnPJO
— まっすー (@shinden1228) 2016年4月8日
東京駅に、こんな風に歴史が刻まれていたなんて、今回はじめて知りました。
このような街の記憶、ほかにもあれば探してみたいものです。