それは手羽先 手羽(@tebasakiteba)さんがお子さんと、ある同級生について話をしたときのことでした。
こども。保育園の卒所式で、隣に座っている同級生の子が大声を出していた。何も伺っていないが、発語のない、たぶん自閉スペクトラム症のお子さん。お母さんはちょっと肩身狭そうにしておられた。帰宅後、こどもに、「A君が卒所式で大きな声を出していたの、どう思った?」と聞いてみた。(続きます)
— 手羽先 手羽 (@tebasakiteba) March 29, 2021
こどもの回答は、「A君の声が出るのは仕方ない。A君はお喋りができない。だから身体の中に声がたまってしまう。その声を出さなくちゃいけないんだよ。だからA君の声が出るのは仕方ないんだ」。 あえて「大きな声を出さないで欲しいって思ったことはない?」と聞いてみたら、「それはない」と即答。
— 手羽先 手羽 (@tebasakiteba) March 29, 2021
「A君が大きな声を出すのは言葉がたまっているから仕方ないの。お喋りできる子が大声を出すのはいけないと思う。でもA君はお喋りできないんだから、大きな声が出るんだし、それはいいの。あとA君は優しいし、何でも判っている。とっても優しいから、僕はA君が好きだよ。」
— 手羽先 手羽 (@tebasakiteba) March 29, 2021
最初は、こどもの「言葉がたまっている」=「だから出さなくちゃいけない」という表現は【面白い】と思ったが、よく考えると「おしっこがたまっている」=「出さなくちゃ」のような生理現象と捉えているのであった。『これは意外と本質をとらえているのかもしれない』と感心した。
— 手羽先 手羽 (@tebasakiteba) March 29, 2021
ということで、もし「うちの子が、○○のイベントで大きな声を出してしまって・・・」と恐縮しておられる親御さんがおられたら、「卒園式などは子供が主役。すくなくともうちの子は何も気にしていませんでした。」とお伝えしたいです。
— 手羽先 手羽 (@tebasakiteba) March 29, 2021
素敵!!(*^_^*)
素直な理解力
なお、自閉症のお子さんを持つ親御さんからは以下のようなコメントが寄せられました。
ありがとうございます。涙が出てきました。
ウチの息子は自閉症です。言葉は出て来るタイプの息子ですが、色々な面で他のお友達に迷惑をかけているだろうな。。と思う事があります。そういう風にお友達が思ってくれていたらいいな。と心から思いました。こどもちゃん、どうもありがとう。— kaeritaiiii (@kaeritaiiii1) March 30, 2021
幼いながらにも自分の考えをしっかり持ち、個性を理解していることに感服するとともに…
子どもの柔軟な発想力に、驚かされますね!
関連:「ママを守りたい」と言う6歳児。「何から守るの?」と聞くと…!
みんなの反応
●本当に偉い! 全人類が障がい者に理解があるといいけど、そう簡単にはいかない。だけどお子さんのような心優しい方がいれば、救われる人もいますね
●言葉がうまく発せずもどかしい思いをしているのは事実かも知れませんし、そのように自然と受け止められるお子様の心の持ちように感動しました
●凄く腑に落ちる、そして素敵な捉え方だと感心しました
素晴らしい考え方に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました!