「本日 娘は別校での受講(志望校別特訓)の日だった」
そんな書き出しから、ズル賢い母ちゃん(@mama_work_hard)さんは以下のような呟きを投稿しました。
本日 娘は別校での受講(志望校別特訓)の日だった。
その帰り、電車が停まっていたらしく……
塾友たちと「この状況をどう乗り切るか」という話し合いが繰り広げられたそうだ。その話の内容が興味深くて、一部始終を聞かせて貰った。
結果を先に話してしまえば、
その中の一人が母親に連絡をして、— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 10, 2021
その母親が車(ワンボックス)で迎えに来て、子供たちを順番に家まで送ってくれたので、我が子も無事に帰って来られた。
(あとでお礼の手紙と菓子折りを渡そう!)その連絡に関しても、キッズケータイは未登録の電話番号に発信するには暗証番号を入力しなくてはならず、その暗証番号を保護者は子供に
— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 10, 2021
(セキュリティの為に)教えていないから、スマホを持っている子しか自由に発信が出来なかったとの事。
母親が迎えに来てくれた子はケータイ自体を持っていなかったけれど、母親の電話番号を覚えていたから掛けられた。
娘は家族の番号を覚えているけれど、
その場に居た数人はケータイに頼ってるから、— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 10, 2021
自分の親の電話番号を知らないと答えたそうだ。
更に驚いた事に、
娘も含め、その場に居た子供たちから「公衆電話」という存在が完全に忘れ去られていたらしい。昼食をどうするか、という事でも意見(行動)が分かれた。
普段からSuicaで買い物をしている子は、コンビニで軽食を買ったけれど、
— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 10, 2021
娘はSuicaで買い物をした事もないし、非常用として渡してあるお金に手を付けて良いか解らず、食べずに我慢していた。
だから娘に「それは非常事態だよ」と伝え、そういう時はSuicaでの買い物も、渡してあるお金も使って良いと説いた。
しかし、手元にあるお金でどうにかしなくてはならないという— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 10, 2021
危機感を持つ事は大切だと改めて伝えた。
短時間で解決するならその場の空腹だけ凌げば良いけれど、
長時間になりそうなら「居場所」を確保する事も考えて欲しい。あと、コンビニでオニギリと飲み物を買うお金があれば、ファーストフードやファミレスに入れるよ!と伝えたら、娘は驚いていた。
— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 10, 2021
一人の子が「ファミレスに入ろう」と提案したらしいのだが、
「子供だけでファミレスに入っちゃいけない」「お金が足りるか不安」等の意見が出て、結局コンビニ前で立ち話をして過ごしたそうだ。
「食料」と「トイレ」の確保を頭に入れて、コンビニ前で過ごす事にしたらしい。
(そこは良い考えだね!)— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 10, 2021
だけど、日が落ちれば気温も下がるし、座れるだけで落ち着ける。
なので、屋内で過ごせる状況を作る事は重要。つまり、非常事態の時は「食料」と「居場所」の確保が基本だという事を伝えた。
それと、娘には非常用のお金として、
500円玉1枚、100円玉3枚、50円玉2枚、10円玉10枚を渡してある。— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 10, 2021
娘は「小銭しかなくて恥ずかしかった」と言ったので、
災害時はお札は使えない。両替(崩す事)が出来なければ公衆電話も使えない。
自動販売機が釣り銭切れを起こしても小銭なら買える。貴重品や荷物をロッカーに預けて身軽に動く事も出来る。Suicaは停電したら使えない。小銭は水害にも強い。等々、— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 10, 2021
小銭は災害時に価値が損なわれない事も含め、メリットを細かく伝えた。
「タクシーを使おうかって話も出たけど、人が沢山並んでいたし、お金が足りるか心配で使えなかった」と言っていたので、
タクシーが出払っていて乗れなかったら仕方ないけれど、タクシーは降車時にお金を払うから、その時に— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 10, 2021
お金を払える人が居れば大丈夫。つまり、保護者にタクシーを使う事を相談してOKが出たら、タクシーでその人の元へ向かって合流して支払いをして貰えば良いし、勿論その時はママに頼ってくれてOKだからね!と伝えた。
そして、私の勤務先の電話番号を登録しておくのを忘れている事に気付き、登録して、
— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 10, 2021
仕事中はスマホが手元にないから、非常事態の際は職場に電話してね!と伝えた。
これに関しては、もっと早く伝えておくべきだったと反省した。
(迎えに行ってあげたかったよ……)あと、今日の場合は「塾に戻る」という選択肢があった事も伝えた。
どうやって家に帰るか、よりも「安全」が最優先。— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 10, 2021
塾に戻って状況を伝えて自習室に居させて貰う事も出来ただろうし、塾ならば先生たちも居るから安心だし、保護者とも連絡が取れたんじゃない?と言ったら、
「言われてみればそうだ!」と納得していた。今日の電車が停まった一件で、
親も子もそれぞれ色々と考えさせられた。
良い教訓となった。— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 10, 2021
これまた、まとまりのない長文となりましたが、
↑我が子の経験が誰かの役に立てればと思って書き綴ってみました。親子ともに防災意識をアップデート出来た気がする……
娘にとっては良い経験だった。
大きな地震もあったばかりだし、もっと掘り下げて考えて準備しようと改めて思ったのでした。— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 10, 2021
なるほど…!
子ども目線
体験談から見えてくることがたくさんあります。
リプありがとうございます😊
今回の話を聞いて思ったのは、
こういう時に子供たちは「安全」よりも「家に帰る」という所にばかり目が向くのだと気付きました。
そして「大人に頼る」という発想にも至らなかったのは意外でした。掘り下げて言葉にして伝えるのって大切なのだと再認識しました😢
— ズル賢い母ちゃん (@mama_work_hard) October 11, 2021
「今回の事で、子ども特有の真面目さが行動を制限してしまう危うさも知りました」とも綴っている、ズル賢い母ちゃんさん。
非常時に備え、普段から親子で話し合っておきたいですね。
関連:給食に出る牛乳の廃棄量が増えているワケは…考えさせられる話
みんなの反応
●どこからが「緊急事態」か、世の中のいろいろな仕組みを知っている大人でさえ見誤ることがありますから、子ども達に判断させるのは大変ですよね
●この話すごい大事な気がする。いつもの家庭のルールや一般的に子どもに伝えている事が、非常時の行動の障害になったりする。考えさせられた
●今後うちの子たちも行動範囲広がるから、改めていろいろ打ち合わせておかないとな
ためになるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。