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出産と同時に息子を失った女性。絶望の淵から救ってくれたのは1匹の子猫でした

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妊娠後期のある日、いつもと変わりなく過ごしていたジェニファー・ムーアさん。大きくなったお腹を抱えて検診に行くと、医師からあまりにショックな宣告をうけました。

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なんと早急に出産しなければ、赤ちゃんの命が危ないかも知れないというのです。ジェニファーさんが取り乱すのも束の間、病院スタッフたちにより、すぐに出産の準備が始まりました。

モニターを通して、お腹のなかで懸命に生きる赤ちゃんの心音を聞きながらの出産。ジェニファーさんは、ただただ赤ちゃんの無事を祈り、命がけの大仕事と向き合いました。

しかし…、不幸なことに、生まれてきた赤ちゃんは産声をあげません。そして、最後まで息をすることはありませんでした。

 
■赤ちゃんベッドで見つけたもの
退院して家に戻り、赤ちゃんの部屋に一歩踏み入れたジェニファーさん。希望に溢れていたはずの赤ちゃんベッドを見た瞬間、溢れ出す涙をこらえることはできませんでした。

しかしすぐさま、ある異変に気付きます。びっくりすることにそのベッドの上には、白い仔猫のマイキーが、すやすやと気持ちよさそうに眠っていたのです。

ジェニファーさんは数ヶ月前、4匹の仔猫を持つ母猫を飼っていました。マイキーはそのうちの1匹で、生まれつき耳が聴こえません。
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■マイキーがくれた安心感
疲労を感じながらも、マイキーを抱き上げて赤ちゃん部屋から連れ出したジェニファーさん。「マイキーを抱いているとすごく心地よくて、何だかホッとしたの」とその時の気持ちを語っています。

そして自分の部屋にマイキーを連れて行くと、ジェニファーさんは胸の詰まりがとれたかのように泣きじゃくり、いつのまにか眠ってしまったそうです。

朝目覚めるとそこには、乾いた涙の後を優しく舐めてくれているマイキーの姿が…。ジェニファーさんは、自分は1人じゃないという心強さ、誰かが側にいてくれるという安心感に包まれました。

 
■かけがえのない家族に
その後、ジェニファーさんはたくさんの時間を費やしてマイキーの難聴について調べました。ジェニファーさんとマイキーは二人三脚で一歩一歩お互いの暗闇から抜け出す努力を重ねました。

ジェニファーさんにとって、マイキーはただのペットではありません。優しい心を持った、かけがえのない家族なのです。
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そして、マイキーが見せるさまざまな美しい表情に魅せられ、写真家としての道を歩むことを決意したジェニファーさん。
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ジェニファーさんは、今日もマイキーの美しい姿を写真におさめています。
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ジェニファーさんを絶望から救い、希望の道へ導いた仔猫のマイキーも、もう12歳になりました。

今も変わらずジェニファーさんに寄り添い、喜びも悲しみも共有しながら、笑顔に満ち溢れた毎日を送っているそうです。

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