とあるシェルターで撮影された1枚の写真。身を寄せ合い、茶色の犬カーラが、黒と白のボクサー犬キーラに抱きついています。ひどく怯えた様子の2匹…。不安と心細さがにじみ出たような眼差しに、胸がキュッとなります。
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写真を投稿したのは、動物保護に尽力する米アトランタの非営利団体Angels Among Us Pet Rescue。写真に添えられたメッセージは、犬のカーラが訴えかけるかたちで記されています。
「今日が、今日だけが、私たちに残された最後のチャンスです。キーラはとても勇敢だから、“何があっても大丈夫”と言っているけれど…。彼女の目を見れば、これから何が起ころうとしているか知っているんだと分かる。大丈夫なフリをしているだけ。だって、私にしがみつく彼女の心臓は、ドキンドキンと今にも張り裂けそう…。」
「誰かが助けてくれなければ、“次”は私たちの番です…。」
同団体はFacebookページに、この緊急事態を投稿。抱き合う2匹の写真と共に、「里親希望の方はすぐコメントをください」と綴り、投稿のシェアを呼びかけました。
すると、この投稿からわずか2時間6分後。
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奇跡は起こりました。
なんと2匹を一緒に受け入れようと名乗りを上げる男性が現れたのです。家が見つかっただけではなく、カーラとキーラは、これからも一緒に過ごせることになったのです!
数日後、Facebook上に投稿されたのは、里親となってくれた男性にじゃれつく、カーラとキーラの写真。そして「彼らは無事です!」との一言に続き、寄付やシェアでの協力への御礼、そして里親となった男性への感謝の想いが綴られました。
今もシェルターには、迫りくる“順番”に怯えている動物たちが大勢いるのだと思うと、とても胸が痛みます。もし、ペットを迎える際には、里親になるという方法も、選択肢の1つとしてお考え下さい。