とある男性が、当時まだ幼かった1匹のシベリアンハスキーを、奥さんへのプレゼントとして連れ帰りました。
しかしまもなくして、彼は奥さんから離婚を申し込まれてしまい…
やり場のない怒りを、何の罪もない犬にぶつけ始めます。
それから約2年に渡って、ろくに水すら与えず飼育放棄。
雨風を凌ぐための小屋も用意せず、鎖につないだままにしていたのです。
理不尽な復讐
動物の保護活動を行っている方が、そのシベリアンハスキーを発見したとき…
毛はほとんど抜け落ち、骨が浮いて見えるほどにやせ細っていました。
車に乗せようとしても抵抗せず…
アニマルシェルターへと向かう道中、ずっと眠りこけていたそうです。
無論、食事も運動も出来なかった生活が続いたため、彼の身体には幾つもの問題がありました。
それでも、適切な治療を受けて…
ハスキーはぐんぐん健康を取り戻していきます。
やがて体重が40ポンド以上も増え、美しい毛並みも復活。
その後、「フィン」という名前をもらったハスキー犬は…
めでたく優しい飼い主さんと出会い、温かな家庭へと迎えられました。
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ハッピーエンド
たいへん人懐っこく、また寛容な性格のフィン。
人間から理不尽な扱いを受けていたにもかかわらず、その陰をまったく感じさせません。
彼がこれまでの不幸を忘れるほどに、最高の暮らしを送れるよう…
そして同様の悲劇を経験する犬が二度と現れないよう、強く願うばかりです。
(参照:Bored Panda)