ある日、米フロリダ州在住のベルさんのもとに一本の電話がかかってきました。
何事かと出てみると…相手いわく、「あなたの犬を預かっています」とのこと。
愛犬のヨークシャーテリアが家にいることを知っていたベルさんは、「詐欺師か何かだろう」と思ったそうです。
失踪した愛犬
しかし、よくよく聞いてみた結果、その疑いが間違いであったと判明します。
電話の主が保護したのは…
ベルさんが以前に飼っていた、シーズーミックス犬のスパンキーだったのです。
スパンキーは、6年前に失踪してしまっており…
ベルさんと家族による必死の捜索もむなしく、再び家に帰ってくることはありませんでした。
しかし、スパンキーの身体にはマイクロチップが埋め込まれており…
そのチップには、飼い主であるベルさんの情報が登録されていました。
そして散歩中にたまたまスパンキーを発見した女性が、「誰かの飼い犬が逃げ出してしまったのかも」と自宅に連れ帰って保護。
チップに登録されていた情報をもとに、ベルさんに連絡を取ったといいます。
保護された当初のスパンキーは、虐待でも受けていたのか、というほどにひどい状態で…
毛や爪は伸びきっており、体中にノミが集っていたとのこと。
また、ひどく人間に怯えるようになってしまっており、ベルさんは「誰かにひどい扱いを受けていたのでは」と直感したそう。
6年間の失踪中、彼がどのように過ごしていたのかは分かりませんが…
愛すべき家に再び戻ってくることが出来たのは、幸運という他にありません。
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再出発
ベルさん宅では既にスパンキーという名前の別の犬を飼っていたため、混乱をさけるべく、シーズーにはギズモという新しい名前が付けられました。
空白の期間が、たっぷりの愛情で埋まるよう…
幸せに満ちた第二の生活を、ともに歩んでいってくれることを祈ります。