今年2月、中国の湖北省にある武漢泰康病院に、一人の老人が運び込まれました。
彼の身体は、新型コロナウイルスに侵されており…
残念ながら運び込まれて5日後に、息を引き取ってしまったそうです。
健気な忠犬
亡くなった男性は、7歳になるミックス犬・シャオバオを飼っていました。
そして、病院の清掃を担当するチュウさんによれば…
シャオバオはご主人がなくなった後も、病院のロビーでずっと待ち続けていたといいます。
中国語で「ちいさな宝」という意味の名前をもらった彼は…
それから何日もの間、病院のロビーを離れようとしませんでした。
院内売店のオーナーは語ります。
たいへん忠誠心の厚い犬で、けっして病院を去ろうとはしませんでした。
飼い主の帰りをずっと待ち続けている、というのは、目に見えて明らかでしたね。
しかし、大好きなご主人が亡くなってから三か月ほど経った頃。
廊下をうろうろと歩き回る彼を見兼ねた病院のスタッフの方が、さすがに問題視し始め…
シャオバオは、地元の動物保護団体へと預けられる運びになりました。
再会への希望が断たれた瞬間。
仕方のない対応とは言え…心の傷の大きさは、測り知れません。
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みんなの反応
●言葉が分からないワンちゃんからしてみれば、急にいなくなった大好きなご主人に「捨てられた」と勘違いしてしまうかもしれないな…
●これほどに忠誠心を示してくれる犬たちに、俺たちは報いることが出来るのだろうか
●せめて、遺体を見せてあげることができたらなぁ…
●お別れを言うことさえ出来ないの、本当に切ない…
不憫な忠犬に、ネット中から同情の声が集まりました。
彼の今後が少しでも幸せなものになるように、祈らずにはいられませんね。
(参照:Bored Panda)