茂みの中に置き去りにされていたところを発見された、子猫のエミットとその兄弟。
彼らはいずれも生後2週間ほどで、ひどく衰弱しており…
発見者によって動物病院に連れていかれるも、まもなくエミットを除く他の子猫たちは息を引き取ってしまいました。
障害にも負けず
唯一の生き残りとなってしまったエミットは、その後、子猫のための支援施設にて面倒を見てもらうことに。
スタッフは、当時のことを次のように語っています。
昼夜を問わず世話を続けたものの、彼が生き延びられるかどうかわからない状態でした。
でも、どうにか持ち直してくれましたね。
しかし、エミットが元気になるにつれて、スタッフたちはあることに気が付きます。
どうやら彼は真っ直ぐに歩くことが出来ず、少しふらついてしまうようなのです。
そのせいで歩くときはふらつくし、ジャンプも上手くできません。
それでも彼は、懸命に挑戦し続けましたよ。
鼻や口蓋にも生まれつきの形成不全があり、少し特徴的な顔立ちをしていたエミットですが…
彼自身は、そうしたハンディキャップをものともせず、エネルギッシュに毎日を過ごしていたそう。
やがてスタッフは、生後4週間ほどの子猫のマギーをエミットに紹介しました。
2匹はあっという間に仲良しになり、片時もお互いの傍を離れることがなかったといいます。
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順調に成長
安全な屋内での暮らしと、同年代の猫の仲間。
恵まれた環境で、エミットはすくすくと育っていきました。
残念ながら、身体はあまり大きくなりませんでしたが…
それでも、他のどんな猫にも負けないほどのエネルギッシュさで、充実した日々を送っているようです。
逆境をものともせず立派に生きるエミットに、大きな拍手を送ります。