ある日のこと。
動物保護団体で働くアシュレイさんのもとに、「猫を引き取ってほしい」という連絡が入りました。
1匹だけ保護する予定で出向いたところ…そこにはなんと、もう1匹の小さな子猫の姿が。
お兄ちゃんのムースよりもひと回り小さい弟のムンクは…
全身を小刻みに震わせていて、歯茎の色味も悪く、ふつうの猫とは少し様子が違っていました。
新しいお友だち
動物病院に連れて行ったところ、ムンクは軽い貧血だけでなく、神経にも問題を抱えていることが判明しました。
時折見せる斜視や鈍い動きは、それによって引き起こされているようです。
アシュレイさんは、病弱な彼がすくすくと成長できるように、献身的なケアを続けました。
やがて、兄猫のムースに「生涯のお家」が見つかると…
ムンクが寂しくならないように、新しいお友だちとして子猫のベティが紹介されます。
ベティのほうが2カ月ほど年下でしたが、大きさはほぼ同じ。
彼らは、たちまち大の仲良しになったのだとか(*´∀`*)
それから数週間が経った頃、体重が1kgを超えて健康状態も安定したムンクも、「生涯のお家」を探すことになりました。
ベティと一緒に引っ越せるお家が見つかるよう願いながら、募集を続けたところ…
とあるカップルが、2匹一緒に面倒を見てくれることになったそうです。
生みの親は違いますが、彼らはまるで本当の兄弟のように固い絆で結ばれています。
関連:親に捨てられた2匹の子猫。お互いを支え合い、逆境を乗り越える!
安心に包まれて
こうして優しい家族に迎え入れられたムンクとベティは、新しいお家でのびのびと暮らしています。
ムンクは目に問題がありますが、それ以外はふつうの猫とまったく同じです。
とても優しく、遊ぶのが大好き。
先輩猫たちと追いかけっこしたり、妹たちとお家の中を探検したりするのにはまっていますよ。
彼らの幸せいっぱいの日々がいつまでも続くよう、心から祈っています。