オーストラリア・ニューサウスウェールズ州が嵐に見舞われたある日のこと。
とある女性が、歩道で足を引きずりながら歩く子猫を保護しました。
足をひどく骨折して、感染症を起こしているのは明らかでした。
先のことを考えると切断手術が必要でしょう。
トリアージと名付けられた子猫は、動物病院へと運ばれたものの…
恐怖でケージの隅に縮こまったままでした。
スタッフが代わる代わるお世話に行きますが、なかなか警戒を解いてくれません。
そんな中、保護団体「CatRescue 901」の責任者であるジェニーさんが、彼女の様子を伺いに病院を訪れました。
こんなに可哀想な怪我は見たことがありませんでした。
多分何かに引っかかって、逃げようとする際に傷つけてしまったんでしょう。
優しく声をかけるジェニーさんに…
トリアージは、次第に心を開いていったと言います。
3本足でも元気一杯
そして手術を終えたトリアージは、さらに甘えん坊な一面を見せ始めました。
保護された時とは、全く別の子猫のようです。
怪我した足を治療して、気分も良くなったのでしょう。
喉を鳴らして、頭を私の首に擦り付けてくれました。
ジェニーさんのもとで、どんどん元気を取り戻していき…
3本足で歩くことにもすぐに慣れ、ダッシュやジャンプも、難なくできるようになりました。
彼女にとっては、障害なんてあってないようなものです。
何をするにも、完璧にこなすのですから。
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前向きな子猫
足を失ってしまっても前向きに生きるトリアージ。
その姿はこれからも人々に、勇気と希望を与えることでしょう。
(参照:LoveMeow)