漫画家の山本貴嗣 (@atsuji_yamamoto)さんは、「被災者生活のあり方」を巡って、こんな呟きを投稿しました。
阪神大震災のとき妻の知り合いの芦屋の金持ちが日本各地の温泉を旅してゆっくり過ごした、という話を昔聞いて「は?」って思ったんだけど、高齢の人で片付けの手伝いもできず現地にいても貴重な水や食料や電気を使うだけで迷惑なので、さっさと自腹の避難生活に切り替えたらしい。正しい金の使い方かと
— 山本貴嗣 (@atsuji_yamamoto) 2019年9月11日
「正しい金の使い方」
仰るとおりですね。
『とどまる』だけが正解じゃない
御年60歳を迎えた山本さんは、「自分は貧乏人なのでその発想はなかった」と付け加えつつ、次のようなツイートも残しています。
そんなわけで、被災地を脱出して旅行に行く金持ち老人がいたら非難せず生暖かい目で見送ってあげてください。配られる水や食料や電気は逃げるわけにいかない本当に困ってる人が使うので、自分の金でしばらくよそで暮らしてもらった方が他の方々は助かると思います。
— 山本貴嗣 (@atsuji_yamamoto) 2019年9月11日
英断。でもその当時だと「この非常時になにを」っていわれそう。「ちょっとまてよ」と落ち着いて考える力鍛えないとなと常思う。
— 出戻り塾生@「来年秋に二段を目指そう」 (@karate_demodori) 2019年9月13日
まことにです~;
— 山本貴嗣 (@atsuji_yamamoto) 2019年9月13日
どんな生き方を選ぶか、どんな支援を行うかは、あくまでも人それぞれの自由。
だからこそ…「皆で一緒に頑張ろう」という気持ちを、被災地から離れていく方々への批判や妬みに結びつけることは、絶対に避けなくてはなりません。
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みんなの反応
●素直に経済的に問題の無い方は自主避難を検討された方が良いと思います。肉体的にも相当疲弊してると思います。一泊でも被災地を離れて体を休めるのは良いかと思います
●お金持ちでも我が家は我が家だから緊急避難に家をあける哀しみもあったと思う。大きな心と器があってこそ。もちろん先立つモノあってこそだけど
●この視点はなかった。なるほど。そういう見方あるのか…覚えておこう
ハッとさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が沸き起こっていました。