とある人家の裏庭で発見された4匹の子猫。
辺りに母親猫の姿はなく…
しばらくして、2匹が息を引き取ってしまいます。
生き残った2匹は、アメリカのジョージア州にある動物保護団体のもとに届けられました。
未熟な状態で生まれたようで、新生児としては、かなり小さいサイズです。
仲良し姉弟
それぞれモニカ、ロスと名づけられた子猫たち。
どちらもノミまみれで、お腹や足にアリが噛みついていたため、優しいボランティアに体をきれいにしてもらいます。
モニカは、先天性の障害を抱えていました。
里親ボランティアをしているキャロルさんいわく…
ちゃんと歩けるようになるかどうかはわかりませんが、できる限りのことをしてあげたいです。
足には添木が当てられ、理学療法による治療も開始。
キャロルさんは、毎日根気よく、彼女の足にマッサージやストレッチを施します。
そんな彼らの隣には…いつもロスの姿がありました。
静かに見守る姿は、まるでモニカを励ましているかのようです。
6週間が経ち、モニカの足はずいぶんよくなりました。
歩けるようになっただけでなく、ほかの猫と同じように走ったり、高いところに登ったりすることも出来ます!
2匹とも元気で、とっても幸せそうです。
生後10週間を迎え、ようやく生後6週間の猫と同じサイズに成長した彼らは、まだ小さいながらも、それぞれに素敵な個性を見せ始めます。
モニカはやんちゃで好奇心旺盛なタイプ。
一方、ロスは優しくて甘えん坊なタイプなんだとか。
性格は異なれど、眠っているときも、遊んでいるときも、いつでも一緒です。
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最後の冒険
心細い思いもしたであろう2匹は…
優しい人たちに保護され、お互いに支え合ったおかげで、すべてを乗り越えることができました。
これから「生涯のお家」探しという最後の試練に臨むモニカとロス。
彼らの未来が、あふれんばかりの幸せで満ちるよう祈ってやみません。