昆虫学者の丸山宗利 a.k.a. まう山🐜 (@dantyutei)さんが投稿した、とある親子のエピソードに注目が集まっています。
先日、職場の近くの幼稚園の前で、一所懸命に虫を探している女の子がいた。そこにお母さんが現れ、「パパもママも虫嫌いなんだからやめてよ。早く行くよ」と。子供に新たな興味を持たせるのは大変だが、興味を失わせる=芽を摘むのは実にたやすい。親が嫌いなことをどんどん言えばいい。
— 丸山宗利 a.k.a. まう山🐜 (@dantyutei) 2019年7月1日
「芽を摘むのは実にたやすい」
おっしゃるとおりです。
悪意はなくとも…たった一言がその後の人生を大きく左右する。
自分が親になってから、母はアゲハチョウが小さい頃のトラウマでとても苦手だと知った。
自分が子どもの頃、金柑についた幼虫や、買ったキャベツについたモンシロチョウの卵をプラケに入れて嬉々として成長を見ていたけれど、母は苦手な素振りなんて見せなかった。一緒に羽化を喜んでくれた。— 由良 (@meteorite1121) 2019年7月1日
関連して。先日、水たまりに浮いていたテントウムシを救ってあげた男の子に、母親が「死んでるし汚いから止めなさい!」と叱っているのを見たばかりです。子どもは背が低く目が良いからか、テントウムシが生きて動いているのが見えていました。褒めてやって欲しかったです。
— 鳥海山 (@EpicMyopa) 2019年7月1日
「パパもママも虫嫌いなんだから」
気持ちはよくわかります。
が「やめてよ。早く行くよ」ではなく
「嫌いな人には見せない・家に持ち帰らない」
というルールを作れば子供の興味は削がず、親も我慢せずにすむし、
「他人が嫌がることはしない・約束は守る」
という教育的指導もできるかと。— かのかっちゃん (@8ojIomHjIXJgTWy) 2019年7月1日
だからこそ、気配りを忘れてはなりません。
いろんな意見が来て勉強になりました。好きなことも親に学ぶけど、人それぞれ。年齢とともに変わっていくけど、小さいほど親の言動や価値観をくみ取ってコピーしてしまうのが子供なので、危険でない限り、やはり「好きにさせておく」のが一番かなと思いました。
— 丸山宗利 a.k.a. まう山🐜 (@dantyutei) 2019年7月2日
子育てとは本当に難しく、そしてデリケートなものだと改めて痛感しますね。
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ネットの反応
●子どもが小さい頃、その芽を摘んではならぬと必死にセミを手づかみしたのを思い出しました。力強かったなあ
●あじさい園を散歩中に、カタツムリに夢中な男児2人と遭遇しました。後ろにいた親御さんは、虫が好きではないようでしたが、私と子供達がクワガタの話で盛り上がるのを、嬉しそうに眺めていました。小さい子ども達の好奇心を、すくすく伸ばしてあげたいですね
●両親が虫・爬虫類嫌いを公言していましたが、私は何度怒られてもめげずに虫やトカゲを家に持ち込み、図書室の生き物の本は全て借りて読みました。本当に好きなものは諦めないです。大丈夫。子どもってもっと強いです。好き嫌いをコントロールするのは難しいので嫌いな人の気持ちも尊重してあげたい
深く考えさせられる一幕に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました!