看護師のyoshimama (@sumisasu)さんが投稿した、とある患者さんのエピソードに注目が集まっています。
小児外来で勤務していた時、年の瀬に生後2ヵ月のお子さんを連れてお母さんが泣きそうになりながら相談に来たことがあった。「年末年始に主人の実家に行かないといけないって言われて、でも2ヵ月の赤ちゃんを車で5時間はかかる所まで行けるのでしょうか?」と。Dr「疲れるからやめたほうがいいですよ」
— yoshimama (@sumisasu) 2018年8月23日
母「でも、主人の両親も親族も分かってくれないんです」Dr「もう少し大きくなってからでもいいでしょうに」母「今の時期は今しかないって聞いてくれないんです」Dr「ご主人はなんて言ってるの?」母「親の言う事には逆らえないって」Dr「ご主人を連れて明日にでも来てください」
— yoshimama (@sumisasu) 2018年8月23日
その後、旦那さんがやってきたといいますが…
次の日。Dr「どうしても今回帰省しないといけませんか?」父「はい。みんな楽しみにしていますから」Dr「赤ちゃんはまだ2ヵ月ですよ。お母さんは産後2ヵ月ですよ。赤ちゃんもお母さんも疲れるでしょう。それにご主人の実家となると余計に気を遣ったりで疲れるでしょう」父「でも・・」
— yoshimama (@sumisasu) 2018年8月23日
Dr「あなたが直接言えないなら僕がご両親に言いますよ、いいですね?ご実家の電話番号を教えて」という流れからDrは電話したわ、目の前で。Dr「長時間の移動は許可できません。ご両親や親族の方がこちらへ来たらどうですか?ちゃんと宿を確保して。赤ちゃんとお母さんには負担をかけないように」
— yoshimama (@sumisasu) 2018年8月23日
この時の先生、格好良かったなぁ。お子さんとお母さんを最優先に考えて、きっぱり言い切ったもん。結局ご主人の両親や親族は来なかったと、年明けに聞いた。そう、会いたかったらそっちから来ればいい。泊まりたいなら宿を確保して。
— yoshimama (@sumisasu) 2018年8月23日
素晴らしい対応を称賛したくなると同時に…
もしも担当医がこの先生でなかったらと想像すると、ゾッとしてしまう一幕ですね。
ネットの反応
●私たちはみんな、妊婦や産後の母子の体調について広めるべきだし学ぶべきだ
●何でか知らんが、子どもの方から詣でるのが当たり前と考えてる人が多い
●ホントの意味の「ドクターストップ」
小さな赤ん坊はみな、生きるため、親とともに必死で戦っています。
万が一にも、かけがえのない命を危険に晒すことがないよう…誰もが改めて、心に刻まなければなりませんね。