料理研究家の土井善晴 (@doiyoshiharu)先生が、映画『二ツ星の料理人』を観られたそう。その感想をTwitterで投稿し、話題になっています。
映画のように、シェフが怒鳴り散らしている調理場では・・・
「二つ星シェフ」という映画を見たのですが。
シェフが、怒鳴り散らして、気に入らないと物を投げつけて、スタッフをビビらせているような調理場からは、おいしいお料理は、生まれません。そんな調理場から、できてきた料理を食べれば、味に[痛み]としか言えない雑味が必ず見つかります。— 土井善晴 (@doiyoshiharu) 2016年11月23日
そんな現場からは「おいしいお料理は、生まれません」ときっぱり。
料理研究家としての、正直な気持ちを吐露した土井先生。この投稿には、Twitterユーザーから共感の声がたくさん寄せられています。
■有名ラーメン店でも・・・
@doiyoshiharu 有名なラーメン屋で厨房の中で弟子が親方に怒られるのを聞きながら食事をした後、お腹を下したことがありました。味は美味しくても食べながら気分は最悪。体によくないラーメンでした。
— yozakuraj (@yozakurasaurusu) 2016年11月23日
■お料理も会話しながら作るだけで全然違う
@doiyoshiharu お料理は、お花と似ているような気がしています。
大きくなぁれ、可愛くなぁれ、元気に咲いてねとお花を育てるように、お料理も、おいしくなぁれと。包丁入れるん下手やけどごめんね、どうぞゆっくりしゅんでねと、心で会話しながら作るだけで、ぜんぜん違う気がします。— 酔筆家ゆっこ(YUTAKA MIKO) (@beergirl_yukko) 2016年11月23日
■逃げるようにお店を後にした
@doiyoshiharu そういう場所でお食事をした事があるのですが、怒鳴り声がこちらまで聞こえて来て味わう余裕なんてものはありませんでした。
こちらまで責められてるようなやるせない嫌〜な気持ちになって逃げるようにお店を後にした覚えがあります。— taekichi (@taekich) 2016年11月23日
■実際に見てきた・・・
@doiyoshiharu 勇気のでる言葉です。
調理の場で、怒鳴る人を見てきました。
職人の世界だからと、半ば諦めと幻滅がありました。土井善晴さんの様に食に対してビジネスだけでなく、家庭や食や食を取り巻く文化に見識がある方の言葉に勇気を貰いました。
今日も料理頑張ります!— ガオガオ (@gaogaopower1) 2016年11月23日
作ったものを体の中に入れる「料理」という行為は、何よりも繊細に行われるべきなのかもしれません。ましてやそれが、お店で提供するものならなおさらではないでしょうか。
映画の中だけでなく、現実の調理の現場でもこのような事態は蔓延しているよう。土井先生のこの言葉が、調理業界の当たり前になることを願います。
- Twitterの反応
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@doiyoshiharu 深く同意。
料理をするとき、悪口を言ったり聞いたりもしないように心がけてます。食べてくれる人を元気づけるものですもんね。— akikoisobe@12/18バリ祭り (@akk_purna) 2016年11月23日
@doiyoshiharu 幼い頃、スタッフに怒鳴り散らしている料理人のいるお店に入ったことがありました。周りを考えない罵詈雑言で、ついに父が「このような所で食事は出来ない」と言って注文前に出ました。そのお店はもうありません。まさに成れの果てでした。
— librarian_mystic (@gimmeyourname) 2016年11月23日
@doiyoshiharu 家でも同じですよね。イライラして作った食事は、絶対不味くなります。
— MGM (@chops_kalen) 2016年11月23日
@doiyoshiharu @okazunocooking
さすが土井先生です。
調理の職場末端までの感情の揺らぎをお気付きになられているのですね。
救われた気持になりました。
元バイト先の料理長はその映画のような人間でした。— とと☆たつまにあ♪ (@totoframy) 2016年11月23日
@doiyoshiharu @tohoheho
お料理は愛ですよね(*´ω`*)— す (@YTq8w5rb) 2016年11月23日