「どうしてコロコロコミックの漫画には女子キャラがあまりいないのだろう」
以前からそんな疑問を抱いていたというかぎ (@kagi_97)さんは、先日、書籍『コロコロ爆伝!! 1977-2009』に掲載されていた元編集長・横田清さんのインタビューの中に、その答えを発見したといいます。
「どうしてコロコロ漫画には女子キャラがあまりないだろう」って前から考えてたんだが…この理由いろんな意味で恐ろしくない? pic.twitter.com/WttkkdGYg6
— かぎ (@kagi_97) 2016年10月1日
@kagi_97 ここの「恐ろしい」とは「凄い・やばい」って感じ?もし誤解させたらすみません m(。_。;))m
— かぎ (@kagi_97) 2016年10月2日
男の子がミニ四駆じゃなく、女の子に興味を持ちだしたら、その子たちは『コロコロ』を卒業していってもらっていいんですよ。
それは、子供が成長して次の段階に入ったということだから。
その読者にしがみつくことは、『コロコロ』が下の世代を失ってしまう危険性を持ってるってことなんです。
読者の成長にしたがって内容も高めに合わせていくと、どんどん下の子が読めなくなってしまう。
女の子に興味を持つようになったら、必然的に「『コロコロ』って子供っぽいな」って思うはずなんです。
でも、「それでいいんだよ、『コロコロ』を卒業する時期なんだよ」ってメッセージでもあるんですよね。
深い、そして潔い…!
女の子のキャラをあまり出さなかったのは、成長期にある読者の心の変化までを視野に入れた方針だったと、横田さんは語っています。
▼『コロコロ爆伝!!』(2009年発行)
@kagi_97 この内容は『コロコロ爆伝!!』(2009年発行)に掲載。横田清さんは1999年7月~2004年7月まで6代目編集長を担当。もう10年前のインタビューなので、今のコロコロ方針は変わったかもしれないと思うが… pic.twitter.com/x3QnQnT2uQ
— かぎ (@kagi_97) 2016年10月1日
多くの子どもたちから愛されてきたコロコロコミック。
その人気の裏には、読者の卒業を覚悟の上で自らのスタンスを貫き続ける、編集部の確固たる気概がありました!
- Twitterの反応
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— カズバチョフ(長谷川文秋) (@kazubachev) 2016年10月1日
さすがコロコロコミック! https://t.co/9239xpK171
— マエカワ@マモリオン (@puccim) 2016年10月2日
https://t.co/B8zVEok5Nb
この人が編集長やってた1999~2004年って、樫本学ヴにオリジナルの「コロッケ」描かせたり、むぎわらしんたろうから「ドラベース」や曽山一寿から「でんじゃらすじーさん」を引っ張り出した時期じゃないか?すごいなあ・・・・— えいす (@nijieith) 2016年10月2日
そもそも漫画はそういう役目も含まれているのぅ。自分の成長と共に読む漫画の対象が変わっていくのは自然な事で「作品が面白くなくなった」のは「自分が大人になった」パターンもあるわな。 https://t.co/x5Y9Ui3KTC
— もひやま。 (@JERE__G) 2016年10月3日
逆に言えばコロコロコミックに掲載されている漫画を今でも楽しめる私は相当ヤバいってことかな。 https://t.co/qyAKvdpmoa
— 歌舞伎FINAL (@RETROGICKABUKI) 2016年10月3日