レスリングの絶対女王、吉田沙保里選手。日本選手団の主将という立場で、金メダルを期待されていました。
8月19日の早朝、そんな吉田選手の決勝戦。しかし、惜敗という結果に。試合後の一問一答では「申し訳ないです」「ごめんなさい」「取り返しのつかないことになって…」と繰り返す吉田選手。
その無念さがひしひしと伝わってくる内容でした。
「銀」で号泣の吉田沙保里 「ごめんなさい」繰り返す 「主将として、金メダル取らないといけないところだったのに…」 https://t.co/9tO28m4Ish #リオ2016 #リオ五輪 #レスリング pic.twitter.com/NTJgGhAnUG
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2016年8月18日
そんな吉田選手を倒し、金メダルに輝いたアメリカのヘレン・マルーリス選手には、とあるエピソードがあったのです。
マルーリス選手は、12歳のときに吉田選手の試合を目撃
アメリカ初の金メダル、ヘレン・マルーリス選手24歳は、12歳の時にアテネ五輪で吉田沙保里選手を見て、レスリングをやめさせようとする両親を説得し続けることができた。この12年、吉田選手は世界中にレスリングを広め、少女の夢を応援したのだ pic.twitter.com/Vt33WwPMeU
— Tuscan Blue トスカナブルー (@tuscanblue2015) 2016年8月18日
吉田沙保里を破った選手を「アメリカの選手」なんて言わずに、ちゃんとヘレン・マルーリスって覚えてあげようよ。聞くところだと、12歳のときに吉田沙保里を観て憧れ、両親の反対を押し切って吉田との対戦をしたいためにここまでやって来たんだと。スポコン漫画みたいなストーリーだよこれ
— kulotowa (@kulotowa) 2016年8月18日
憧れ、そして敬い、吉田選手と対戦をしたくてここまで勝ち上がってきたとのこと。
絶対女王といわれる吉田選手に果敢に挑戦した結果、掴み取った勝利だったのです!
アメリカNBCの(吉田選手を破った)マルーリス選手の記事いいなあ。「私は長い間、サオリと戦うことを夢見てきました。彼女はヒーローです。彼女はスポーツのなかで最も多くのメダルを持つレスラーであり、彼女と戦うこと自体大変な名誉なのです」https://t.co/T2vySnRNLl
— たられば (@tarareba722) 2016年8月19日
そして、この涙。
#レスリング 女子53キロ級決勝、吉田沙保里選手はマルーリス選手に敗れ、五輪4連覇を逃しました。試合後、両者ともマット上で涙。なんとも言えないです。#Rio2016 #オリンピックhttps://t.co/YnDOUNuZcP pic.twitter.com/dSXR6iHWEr
— 西畑志朗 Shiro Nishihata (@NSHT_46) 2016年8月18日
両者の「勝利への熱い想い」に、涙があふれます。
日本女子レスリングの選手たちが続々と金メダルを勝ち取るのも、吉田選手との対戦を避けて階級を転向し、それぞれの階級にまんべんなく強い選手が分散されたからこそ。
吉田沙保里を避けて58キロ級に転向した伊調、伊調を避けて62キロ級に転向した川井、小さい頃から吉田に憧れてタックルを磨いた登坂と土性。
吉田選手の影響を色濃く受けた日本人4人が金メダル。そして吉田を目標にし続けたマルーリスが吉田を破り金。
吉田選手の偉大さが解る五輪だった。
— どーも僕です。(どもぼく) (@domoboku) 2016年8月18日
素晴らしい功績を残し続けている吉田選手。日本のみならず、世界の女子レスリング界に与えている影響は計り知れません。
「ごめんなさい」なんて思う必要は、まったくありませんよね。銀メダル、おめでとうございます!!
- Twitterの反応
-
@kulotowa 吉田沙保里に影響を受けた選手が世界中にいるんですね。偉大すぎる!
— うトゥー (@milk_cap) 2016年8月19日
@kulotowa @ponyoponyossyi 凄い❗吉田選手は世界の憧れなんだね☺頑張る選手を目指して次世代にスーパー選手が育つんだね‼だから、吉田選手、あなたは立派なんです❗どうか、申し訳ないなんて言わないでください
— 船橋 梨子 (@little26maron) 2016年8月18日
自国の選手が負けたにもかかわらず、ここまで何かじ〜んとなるのも珍しい。 https://t.co/iav5QYsBmN
— Baldness M (@jfk_tigers) 2016年8月18日
凄すぎるし、カッコよすぎやろ! https://t.co/zJLu9NLrHa
— 龍生 (@ARIMAKMEN) 2016年8月18日
吉田沙保里選手がいてくれたから、女子レスリング界はここまで注目もされ、競技人口も増えたのかと思うと、彼女は誰に対しても謝る必要なんて無い。競技者として、結果を残すことが一番かもしれないけれど、『吉田沙保里選手を倒すこと』を世界の選手に願わせた選手というだけで、最高の選手だと思う。
— なこなこ@夢地図+4 (@nakonako_175) 2016年8月18日
本当、それが一番の結果だ!ひとつの金メダルよりも、もっともっと難しい物を結果として残している。 https://t.co/GySr85bcf2
— サンフレと私とミナミヌマエビ (@hawgchasers) 2016年8月18日