日清カップヌードルの新CMに、謹慎後CM初出演となる矢口真里さんが起用され、話題になりました。
「しがらみを無視して自分の生き方を貫く」を信条に掲げる、ビートたけしさんが学長を務める「OBAKA’s UNIVERSITY」が舞台となっている本作。この学校の講師の一人が矢口さんで「二兎追うものは、一兎をも得ず。」といった講義を行っている様子が描かれました。
本作がこのたび、視聴者からの苦情によって放送中止になったのです。
- カップヌードルのCMに関するお詫び
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この度、3月30日より開始いたしましたカップヌードルの新CMに関しまして、お客様からたくさんのご意見をいただきました。
皆様に、ご不快な思いを感じさせる表現がありましたことを、深くお詫び申し上げます。
皆様のご意見を真摯に受け止め、当CM、「OBAKA’s UNIVERSITY」シリーズの第一弾の放送を取り止めることに致しました。
今回のCMのテーマであります、「CRAZY MAKES the FUTURE.」のメッセージを伝える「OBAKA’s UNIVERSITY」シリーズは、若い世代の方々にエールを贈ることが主旨であり、今後も、そのテーマに沿って、このシリーズをよりよい広告表現で、引き続き展開してまいります。この度は、誠に申し訳ございませんでした。
(参照:日清カップヌードル – カップヌードルのCMに関するお詫び)
松本人志さんが言及
このことについて、松本人志さんが自身の出演する『ワイドナショー』(フジテレビ系)にて言及しました。
「スキャンダルを起こしたタレント、有名人を叩きたい人というのは何パーセントか必ずいて、どれだけ謹慎しようがだれだけ謝ろうが、絶対に許さないんです」とコメント。
そして「なんで許さないのかと考えると、そもそも本気で怒ってないからでは。許すも何も、最初から怒ってない。(矢口さんなどの対象を)不満のはけ口にしているだけ。怒ってもない人に許してもらうなんて不可能」と語りました。
この発言にはツイッター上でも多数の反応が寄せられています。
「共感した」という意見。
TV見てるけど、松本さん良いこと言うな〜
矢口頑張れー(*`へ´*)
— 冬 (@HUYUgp03d) 2016年4月10日
矢口真理がCMで「二兎追うものは一兎も得ず」と言ったら、クレームが殺到して放送中止になったことについて、
松本「本当には怒っていない人達が怒っている。別のことで怒っている人達が怒っている」心理学的にもその通りで、自分も他人も嫌いな人が多いということ。
#ワイドナショー— 心理学イズム (@izmsinri) 2016年4月10日
松本人志の「スキャンダルを叩く人は、本気で怒ってない。怒ってないから、どんなに謝ってもいつまでも許されることがない」という発言は、ものすごく慧眼だと思う。 #ワイドナショー
— 岡安モフモフ@アーガイル/スプラトゥーン (@shields_pikes) 2016年4月10日
今ワイドナショー観てて久々に松本人志さんやコメンテーターの発言に共感を持った。不倫なんてのはその当事者達の問題。矢口真里の場合、個人的には謝罪して謹慎したんだから今さら叩く理由はないと思う。@matsu_bouzu #ワイドナショー
— ゆっきー (@_tk_0912) 2016年4月10日
一方、「あまりそうは思わない」とする人も。
バドミントンの2人が仮にオリンピックに出ることになっても俺は応援できない
って松本人志が言ってたけど、それと同じで矢口を未だにバッシングするひとたちも同じなんだよ。ただの不倫だから、当人たちのことだから許されるってんじゃなくて嫌悪感だよ。#ワイドナショー— 愛すべき未来へ (@wshootingstar) 2016年4月10日
松本さん好きだけど言ってること矛盾してない?矢口真里の件は反省したんだから許してやれってなってバドミントンの人は反省してももう応援してくれないって。。2人とも罪の重さ関係なく悪いことしてるよね?なら矢口真里が叩かれ続けても何も言えないでしょ。#ワイドナショー
— (再)わんこ天使 (@majktm) 2016年4月10日
矢口さんが不倫をしていた、というのは当事者同士の問題であって、視聴者に実害があるわけではないので、もちろん他人事です。そう考えると松本さんが「本当には怒っていない」とするのも頷けます。
恋愛問題は個人的な問題ですが、だからこそ感情移入しやすいのもまた事実。当事者になり変わり、つい「嫌だ」と考えてしまいがちですが、本当はどういうことなのだろう?とさまざまな角度から検証してみると、また違った意見が出てくるかもしれません。