800年以上前に描かれた絵巻物『鳥獣戯画』。ウサギやカエルなどが擬人化して描かれた甲巻が非常に有名で、『日本最古の漫画』とも言われているのですが、なんと今回、スタジオジブリによってアニメ化され、現代に新たに蘇ったのです!
ではその中身を見てみましょう。
どうやらウサギさん、急な雨に困って、急いで走っているようです。
大きな木を見つけ、とりあえず避難。耳についた雨のしずくを拭き取っています。このウサギの様子が、なんだか妙にツヤっぽい(笑)。
そこに、偶然カエルが通りかかります。
困った様子のウサギを見たカエルは、自分の持っていた傘を「んっ!」という感じで手渡します。思春期の男子っぽい素っ気なさですね。
そのまま走り去るカエル。
ウサギは「ちょっ…!」とカエルを追いかけます。これから学園青春ストーリーが始まりそうな展開。
慌てて走って、思わず転びそうになると…
ババーン! カエル登場! ウサギを抱き起こします。
なんかちょっと…テレるよね…(笑)。
満を持してウサギはカエルに傘を差し出します。ウサギのほうが上手だったようですね。
こうして、ウサギとカエルは仲良く相合傘で帰って行ったのでした。めでたしめでたし。
本作は、丸紅新電力とスタジオジブリがコラボレーションしたオリジナル動画。ジブリの名作映画「かぐや姫の物語」を彷彿とさせる、繊細で表情豊かなアニメとなっています。こちらは「鳥獣戯画 出会い篇」ということで、次の展開も期待したいところですね。
ウサギとカエルのその後は、いかに…!?