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クロネコヤマトのパン屋”スワンベーカリー”に込められた願いに胸が熱くなる

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黒猫がトレードマークの物流企業といえばクロネコヤマトですが、実は「猫の宅急便屋さん」だけではなく「白鳥のパン屋さん」の運営もしていることをご存知でしょうか?

[ada]

その名もスワンベーカリー。ヤマトグループの株式会社スワンが運営し、アンデルセンやリトルマーメイドを展開するタカキベーカリーの協力のもと、パンの製造と販売を行っています。

1988年、東京銀座にオープンして以来、明るい店内とスタッフの快い対応、そして何よりパンの美味しさで人気を集めてきました。

このスワンベーカリーができた背景には、ヤマト2代目社長である小倉昌男さんの熱い思いがあります。

 
■ヤマト2代目社長の思い
スワンベーカリーの創始者となったのは、ヤマト運輸の2代目社長 小倉昌男さん。福祉に強い関心を抱いていた小倉さんは、障がい者作業所を訪問した際、自給100円台の低賃金で一生懸命働く、障がい者の実情を目の当たりにしました。

一般企業に採用されることが困難な障がい者が就職できる およそ83%の事業所(就労継続支援B型事業所)の平均賃金は14,190円と、非常に低い金額になっているのです(厚生労働省資料より)。

「どうにかしなくては…!」行動を起こさずにはいられなくなった小倉さんは、『障害のある人もない人も、共に働き、共に生きていく社会の実現』を理念に掲げ、障がい者を積極的に雇用するパン屋さんを立ち上げたのです。

 
■スワンベーカリーの由来
そして、スワンベーカリーの店名は、アンデルセンの童話『みにくいアヒルの子』に由来しているのだそうです。

そこには、障がいを持ちながらもたくさんの才能を秘めた人々に、「誰でも美しい白鳥(=スワン)のようになって輝けることに気付いて欲しい」との願いが込められているのです。

 
現在、スワンベーカリーで働く障がい者の人数はチェーン店を含め370名超、スタッフの7割を占めています。

1人1人が尊重され、生きがいを感じながら働ける職場環境。そこから自然と生まれる笑顔に、訪れるお客さんも皆、気持ちよく食事や買い物をしていくことでしょう。創始時に掲げられた共生社会の実現が、まさに叶えられている瞬間だといえますね。

 
▼お味の方も評判です(*´ェ`*)

 
▼クロネコのポイントをためるとスワンベーカリーのドーナッツがもらえるのだとか。

 
クロネコヤマトの名前に頼らず、確固たる信念のもと立ち上げられたスワンベーカリー。近くに見つけた際には、ぜひ一度立ち寄ってみてください(*´ェ`*)

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