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亡くなった愛犬に手紙を送り続ける3歳の息子に届いた『天国からの手紙』

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アメリカ・バージニア州に住むウェストブルック一家。13年間ともに過ごした愛犬のモエを、ある日突然亡くしてしまいます。

[ada]

大人なら悲しくても理解はできますが、3歳になる息子のルークくんにとっては、昨日まで一緒だった家族が、なぜ突然いなくなるのかが納得できないでいました。

お母さんによると、「今は天国にいる」というモエ。

「どうして突然いなくなってしまったの…?」

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疑問が絶えないルークくんは、聞きたいことを母親のマリーさんに書いてもらい、天国にいるモエに手紙を送っていました。ルークくんと一緒に手紙を書くことで、マリーさんもまた愛犬を失った寂しさを紛らわせていたのでしょう。

手紙の宛名は…

雲の上1丁目 犬の天国 モエ・ウエストブルック様

 
書き終えた手紙は、家の郵便受けに入れます。ルークくんを納得させるためには、どこかに投函する必要があったからです。手紙はルークくんが寝た後で、郵便受けから取り出していました。

もちろん返事は返ってきません。

 
そんなある日、マリーさんは郵便受けからその手紙を取り出すのを忘れてしまいます。

次の日、ポストを見るとモエ宛の手紙がありません。マリーさんは、手紙は郵便屋さんが捨ててしまったか、誰かに読まれて笑われているかもしれないと、少し悲しい気持ちになりました。

 
しかし、その2週間後…

驚くことにモエから返事が返ってきたのです。

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今は犬の天国にいるんだ。毎日いっぱい遊べて幸せだよ。親友でいてくれてありがとう。大好きだよルーク。

 
誰かが手紙を返してくれたのです。

マリーさんは「全く知らない人のこの親切は私の心を掴みました。今この手紙は私の引き出しに大切にしまってあります。今夜ルークに見せるつもりです」と、このエピソードをブログに綴りました。

 
実は返事を出したのは郵便屋さんでした。

アメリカの場合、自宅の郵便受けに切手を貼った手紙を入れおいて、郵便屋さんに持って行ってもらうことも可能です。そのため、配達に来た郵便屋さんが、郵便受けにあったモエ宛の手紙を発見し、確認した時につい読んでしまったのです。

その内容に心を打たれた郵便屋さんは、「何かを失ってしまうのはいつだって悲しいもの。たまたま見てしまったあの手紙で、その日1日優しい気持ちでいられたから、そのお返しよ」と、モエの代わりにお返事を出してくれたのでした。

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ルークくんの純粋な気持ちに感動した郵便屋さんが、純粋にお返しをしたコチラのお手紙。その優しさは、マリーさんの心に深く響いたようです。

愛犬を失って悲しいのはマリーさんも同じ。郵便屋さんの小さな親切は、その悲しみをそっと包み込んでくれたのではないでしょうか。

 
良かれと思ってしたことがお節介と取られることも多い現代では、親切をするのにも躊躇してしまう時もあります。でも、それでも「人には優しくありたい」と思わされるエピソードでした(*´ェ`*)

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