配送ドライバーのギャビンさんは、いつものルートを運転していた道中…
ガリガリにやせ細った、1匹のグレートデーンを発見します。
彼は、短い鎖につながれており…
食べ物も水も与えられておらず、ひどく弱り切っていました。
生死の境
ギャビンさんは彼を保護して、アニマルシェルターへと直行します。
全身の骨が、浮いて見えていました。
飢えて死ぬか、それとも天候のせいで死ぬか、といったような状態で…
飼い主の方と揉めるのもイヤだったんですが、とにかく放っておけなかったんです。
本来、かなりの大型犬であるグレートデーン種。
しかし、やがてフェニックスと名付けられた犬はあまりにやせ細っていたため、ギャビンさんはダルメシアンか何かだと思い込んでいたほどでした。
彼は片目が見えず、両耳が聞こえず、栄養不足に肺炎、さらには凍傷にも苦しんでいましたが…
長い時間をかけて、少しずつ健康を取り戻していきます。
さらに、元気になったフェニックスは、すぐに飼い主となってくれる方とも巡り合いました。
そして引き取られてから、7か月後。
彼と再会したギャビンさんは、あまりにも変わったその姿に、心底驚いたのだとか。
やせ細った不幸な犬の面影は、もはや、ほんの少しもありませんでした。
関連:妻と別れた飼い主に「腹いせ」で虐待されたシベリアンハスキー。それでも彼は、再び人間を信じ…
第二の生
「不死鳥」の名にたがわぬ復活ぶりを見せたフェニックスは…
セラピー犬としての訓練も始め、老人ホームなどを訪問し始めたそうです。
ギャビンさん、そして優しい飼い主さんとの出会いを経て開けた第二の生。
不幸な日々を忘れてしまうほどに、どうかこれからは充実した生活を送っていってほしいですね。
(参照:iHeartDogs)