米オレゴン州のアニマルシェルターにやってきた、重たい病気を患う1匹の子猫。
のちにティッピーと名付けられる彼女は…
左耳が慢性の感染症に侵されており、早急な治療を必要としていました。
出来る限りのこと
ティッピーは、耳の違和感から頻繁に頭を振っており…
また、平衡感覚を司る神経にも障害があったため、いつも頭が傾いています。
里親として引き取ったディアナさんによれば…
残念ながら、適切な治療もされてこなかったようです。
眩暈のためにフラフラとしてしまったり、自力で食事をとることが出来なかったり、生きる上で多くの困難を抱えているティッピーでしたが…
耳の手術を受け患部を取り除いてもらってからは、かなり楽になった様子。
その間、3時間もかけて病院に送り迎えしなければいけなかったんです。
でも、彼女が快適に暮らしていけるように、出来る限りのことをすると決めていたので。
その後ディアナさんとその家族が、正式に彼女を家族に迎え入れました。
実はディアナさん自身も過去に頭を怪我し、神経の損傷を抱えていたため…
同じ痛みや苦しみを知る子猫を、どうしても放っておけなかったといいます。
たびたび起こる眩暈や左耳が聞こえないことで、日常に苦労の絶えないティッピーですが…
彼女自身は懸命に、精いっぱい生きようとしていました。
不満を漏らすようなこともないし、自分を惨めに思っている様子もありません。
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当たり前の幸せ
やがて大きく成長したティッピーは、他の子猫たちとも仲良しに。
友情の証に、お得意のハグをお見舞いしているそうです。
自分を保護してくれたばかりか、治療や居場所まで提供してくれたディアナさんには…
きっとあふれんばかりの感謝をしていることでしょう(*´∀`*)