恋人同士のジェニファーさんとジムさんは、昼下がりに学校の裏通りを散歩していました。
すると、どこからか小鳥のさえずりのような音が聞こえてきます。
立ち止まって、よく耳を澄ませてみたんです。
それはどうやら子猫の鳴き声で、助けを求めている声のように聞こえました。
その鳴き声は、施錠された鉄扉の向こう側…
ゴミ箱の中から聞こえてくるようでした。
救出劇
ジェニファーさん達は、周囲の人々と協力して、どうにか扉を開けることに成功。
そして、子猫を助け出そうと近付いたのですが…
子猫は怯えてしまい、そこから逃げ出してしまいました。
そして、なんと運転中の車に向かって、まっすぐ走っていったのです。
みんな、ひやっとしました。
彼は車の下に潜り込んで、エンジンの中へと上っていったんです。
ボンネットを開けてもらって、どうにか彼を救出しました。
腕の中に抱き抱えて、ようやく私たちもひと安心です。
Tシャツで小さな体を包み頭を撫でてあげると、どうやら子猫も落ち着いたようで、のどを鳴らし始めます。
「フルトン」という名前を貰った彼は…
その後、子猫の保護団体を経由して、里親の元へと引き取られていきました。
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飼い猫暮らし
温かい寝床、たくさんのおもちゃ、そして同じように引き取られてきた子猫と一緒に遊ぶ日々。
フルトンは、少しずつ飼い猫暮らしの素晴らしさを実感していきます。
激しい遊びをしているときも、けっして爪を立てることはなかったフルトン。
穏やかな性格の彼には、犬や猫、大人子どもを問わず、たくさんの友達が出来ました。
やがて十分に成長したフルトンは、ポリーという新たな名前を授かり、生涯の家へと引き取られていったそう。
新天地でも、幸せな日々を送っていってほしいものです。
(参照:Love Meow)