米ニュージャージー州の港近くの作業場に住み着いていた、野良猫の親子。
作業員たちは、母猫が子育てを続けられるように、ご飯を与えて時折様子を見ていたそうです。
そんなある日、男性が作業をしていると…
なんと母猫が、機械の上から子猫を落としてしまいました。
彼は急いで駆け寄り子猫を抱き上げましたが、ほとんど息をしていません。
子猫は、凍えているようでした。
10秒おきに息をしようと、口を開けたまま苦しそうにあえいでいたんです。
発見者の妻であるドーンさんは、車のヒーターをつけ、彼の体を擦って温めました。
もし彼が持ちこたえることができたら、必ず素晴らしい一生を与えてあげると約束したんです。
その時、子猫はまるで返事をするように、声を絞り出して鳴いたと言います。
小さなファイター
なんとか一命を取り留めた子猫は、ロッキーと名付けられました。
順調に元気を取り戻し、3日後にはついにハイハイが出来るまでに。
しかし、ほっと一息ついたのも束の間、おもわぬ事実が発覚します。
ロッキーの歩き方に違和感を覚えたドーンさんが、神経科へ連れて行くと…
落下により神経が傷ついてしまったため、下半身に感覚がなく、歩くことができないと告げられてしまったのです。
しかし、ドーンさんもロッキーも落ち込むことはありませんでした。
新しい車椅子を着けてもらうと、すぐに部屋中を走り回って遊びます。
深刻な障害も、パワフルな彼を止めることはできません!
そして、ガッツだけでなく暖かな心も兼ね備えているロッキーは…
人間に対しても他の預かり猫に対しても、愛情たっぷりに接します。
その様子は、まるで自分が貰った優しさを、周囲へも分け与えているようでした(*´∀`*)
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頼れるお兄ちゃんに
ドーンさんは語ります。
何度生まれ変わっても、私はロッキーを選びます。
彼は一番必要な時に、私の人生にやってきてくれたんです。
どんな困難が訪れようと、決してくじけないロッキー。
その姿に、たくさんの人が勇気をもらったことでしょう。