ある日の昼下がり。
新居に越してきて間もないローラさんは、テラスへと続くドアのところで、隣の家に暮らす猫・シンバと出会いました。
家の中を覗き込んでいたシンバは、私が外に出て行くと、すぐに鳴き始めたの。
まるで、「こんにちは!」って自己紹介しているみたいにね。
頻繁に訪れる彼の様子を、ローラさんの家で飼っていた高齢猫のエラも、一定の距離を保ちつつ興味深げに眺めていたといいます。
そのまま時がたっていれば、2匹の友情も、きっと更に深まっていたことでしょう。
しかし…
まもなくエラは腎機能不全により、17歳を前にして亡くなってしまいました。
突然の悲劇
最愛の家族を失ったローラさん。
その悲しみを、小さな隣人も、少なからず感じ取ったに違いありません。
エラの死から2週間ほど経ったころ、再びテラスに現れたシンバは…
以来、決まって週に何回かやってくるようになり、ローラさんとの時間を過ごすようになったそう。
彼は特に、私の車の中で昼寝をするのが大好きみたい。
ローラさんは語ります。
私は本当に信じているの。
エラが亡くなって私がものすごく落ち込んでいることを、シンバは理解している。
心の支えが必要だった、まさにそのタイミングで彼は現れたんだから。
関連:高校の教室に迷い込んできた猫。それから20年間…彼は毎日、『登校』を続けた!
人と猫の友情
隣の家に住むシンバの飼い主さんも、今までになかった彼の行動に驚きつつ、「よほどあなたのことが好きなのね!」と2人の交流を歓迎してくれているのだとか。
シンバは、とっても優しくて愛に溢れている子。
本当に感謝しているわ。
彼の訪問は、私にとってかけがえのない宝物よ。
素敵な「ご近所づきあい」は、これからも末永く続いていくことでしょう。
(参照:Love Meow)