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里親の愛情に触れた臆病な母猫。戸惑いながらも少しずつ警戒を解いていって…

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カナダのとある港の停泊施設。

従業員たちは、近場にある野良猫のコロニーで、2匹の姉妹の猫をお世話していました。

彼らは、初めこそ警戒していたものの…

最終的に体を触らせるくらいには、周囲の人々とも仲良くなっていたといいます。

 
そんなある日、2匹が妊娠していることが発覚。

より安全に子どもを産み育てられるように、従業員たちは地元の保護団体に連絡を取り、2匹を引き取ってもらうことにしました。

臆病な母親

姉妹の猫は赤ちゃんを出産した後、それぞれ別の里親の元へと引き取られていったそう。

うち1匹のセレステは、3匹の子猫とともに、クリスティさん宅に迎えられます。

 
しかし、野良猫のコロニーで育った彼女にとって、外の世界は未知そのもの。

見知らぬ家へと連れてこられた彼女は怯えきっており、誰からも逃げ隠れようとしていたといいます。

 
人に慣れるには時間がかかるだろう、と判断したクリスティさん。

まずは彼女が育児に専念できるよう、専用の部屋を用意してあげました。

育児用のカゴに入っているときだけは安心するようで、身体を撫でさせてくれましたね。

けれども、そのカゴの外にいるときに私が部屋に入ってしまうと、あっという間に逃げ出してしまうんです。

 
なかなか人馴れしないセレステに、クリスティさんは時間をかけて、愛情を示し続けました。

おいしいご飯に柔らかいタオル、その他子育てに必要なものはすべて用意してあげます。

 
そんなクリスティさんの献身に応えるように、セレステも少しずつ心を開き始め…

いつしか自分から歩み寄ってくるようになったんだとか。

部屋に急に入っても、ビックリはしなくなりましたね。

けれど、まだ抱きかかえさせてはくれないんです。

それに、私以外の人間が部屋に入ってきても、驚いて逃げ出しちゃうんですよ。

 
それでも、やがてクリスティさんの膝の上でくつろぐほどに警戒を解いたセレステ。

野良としての過酷な生活の中では、きっと片時も気を抜けずにいたのでしょう。

たくさんの愛情を受けて、ようやく心の底から安心を感じることが出来たようです。

関連:目がよく見えず、ずっと臆病に生きてきた黒猫。人間の愛情に触れて世界が変わる

心を開いた

生後9ヵ月という若さで母猫となった彼女ですが、育児の姿勢は非常に献身的で…

3匹の子猫も、みな健康に育っていきました。

 
これからも親子ともども、幸せに暮らしていってくれることを、心から願うばかりです。

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