簡単にペットを手放してしまう人が、いまだ少なからず存在する現代社会。
常に多くの保護動物たちを世話しなければならない愛護団体は、慢性的な人員・物資不足に悩まされています。
そんな中、インディアナ州のMuncie Animal Care & Servicesが、ある「画期的なアイデア」の実施をFacebook上で告知しました
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私たちが保護している350匹以上の捨て犬・猫を助けてあげたいと思っている方。
そんなあなたにピッタリの素敵なプログラムができました!
駐車違反切符のお支払いを、現金ではなく当団体への寄付に変更できます。
違反料の代わりとして引き取り可能な物は、猫用フード、寝わら、缶フード、猫用ベッド、毛布など。
寄付は、市役所にある署長のオフィスか、当団体まで直接お願いします。
捨て猫の保護は続いており、大至急たくさんの物資を必要としています。
可哀想な猫たちの力になれるまたとない機会ですので、ぜひご協力ください。
警察署長はじめ警察官の皆様、ご協力いただき誠にありがとうございます。
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素晴らしい!!(*´∀`*)
この企画は、愛護団体が苦肉の策として思いつき警察に提案した結果、晴れて実現したものなのだそう。
7月19日までの期間限定ではありましたが、ネットでは称賛の声とともに、「ぜひ世界中で同じことをやって欲しい」とのコメントも寄せられています。
社会全体の協力あってこそ
愛護団体だけではなく、地元警察もツイッターで協力を呼びかけていました。
Pay your parking tickets in cat food!
Until Friday the 19th at 4 PM we are allowing folks to pay their parking tickets in cat food, kitten food, or kitty litter! Bring a donation in the amount of your ticket. The @MuncieACS is overrun with cats and kittens. We want to help! pic.twitter.com/mtwYzLdlCs
— Muncie Police (@MunciePolice) 2019年7月15日
駐車違反料の支払いが、猫用フード、子猫用フード、子猫用寝わらなどで可能です!
期限は7月19日午後4時まで。
違反料に相当する物資・量を寄付してください。
愛護団体では猫の収容数が許容量を超えており、みなさんの手助けを必要としています。
ぜひご協力ください!
なお寄付に出向けない場合は、自宅まで制服警官が受け取りに向かうサービスも用意されていたのだとか。
何とも手厚いサポート体制です!
関連:余裕のない保護施設に「13匹の猫」の引取り依頼が。放っておけず見に行くと…
海外の反応
●あなた方のいる地域に住んでたらなあ。その心遣いに幸あれ
●取り組みが大成功して、他の警察署も続いてくれることを願ってる
●なんて発想だ。こんな事が可能なのか。町ぐるみで、シェルターのために
●『保護と奉仕』というモットーの延長線にある、素敵な考え方だ
もちろん、「切符を切られないこと」が大前提。
しかし万が一過ちを犯してしまった際に、本当にケアを必要とする動物を直接サポートできた方が…
違反者としても、ただただ罰金を納めるより、償いの気持ちが満たされるかもしれませんね。
我が国にも、いつか導入される日が来ることを祈っています(*´艸`*)