2016年9月1日、来日したサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン副皇太子が、現上皇陛下と御会見されたときのこと。
その際の様子を撮影した1枚の写真に、世界中から大絶賛の声が寄せられました。
Photo of the day. Saudi Deputy Crown Prince Mohammed bin Salman meeting Japan's Emperor Akihito. Such an un-Gulf meeting. #Minimalism
光溢れるやわらかな色合いの室内には、3脚の椅子、テーブル、そして花瓶のみ。
最低限のものしか置かれていないにもかかわらず、その内観からは、美しさや気品が漂っています。
各国のFacebookユーザー達のコメントを見ると…
●サウジアラビア
副皇太子が、シルクやジュエリーなどの派手な装飾に頼らずとも、とても穏やかな気持ちで対談されていることが分かるからだ。
うるさくないシンプルな作りで、大事な部分1点にまとめられている。日本らしいよ!
●オーストラリア
●スイス
●カタール
●マレーシア
●アメリカ
この謙虚さが美しいのだろう。
●モロッコ
装飾品で埋めつくすのではなく、シンプルで心地良い空間を作り上げた陛下のおもてなしに、多くの方が惹きつけられたようです。
宮内庁によると、このとき陛下は「東日本大震災の際にお見舞いをいただいたことに感謝します」と礼を述べられ…
対するムハンマド副皇太子は「それは我々の義務です。日本は極めて重要なパートナーなので、困っているときにはそばに寄り添うのが真の友人です」と応じられたそう。
一対一の立場を尊重しつつ安心感をもたらすインテリアは、穏やかで充実した対話を行う上で、最高の機能を果たしたに違いありません(*´∀`*)