先日、とある男性作家が、Twitterに以下のような持論を投稿しました。
頭は良くなくとも下半身は人並み、いや随分先端を行っているが、避妊具も付けずにアホか!と言いたい。
これに対して、ネット上には様々な反論が寄せられています。
私はJK時代に卵巣腫瘍で婦人科に通ってました。制服で入っていく子は逆に後ろめたいことがない婦人病の子だと思いますよ。
— みに (@ministrawbelily) 2018年6月18日
産婦人科に行くイコール妊娠としか考えられない人もいるようなのですが産婦人科では妊娠以外
・婦人科癌検診/癌の治療
・外陰部の痛みやかゆみ
・生理痛/生理の量が多い
・生理不順
・月経前症候群/月経前不快気分障害
・更年期
・不妊
・子宮脱
など多彩な疾患を扱い、妊娠しか想定できないのは頭が— タビトラ (@tabitora1013) 2018年6月19日
婦人科受診者の大部分は妊娠やセックスに関係ないという指摘は正しいですが、別に若い女性がセックスするのも、セックスしたから婦人科に行くのも、全く恥じるようなことではないです。むしろ行かないほうが危険なこともあります。セックスして婦人科に行って何が悪い、って視点も必要だと思います。
— saebou (@Cristoforou) 2018年6月18日
私の知り合い、19の時に卵巣癌で亡くなった。
ちょっとお腹が張るんだよねってずっと言っていた。
ずっと婦人科を勧めていたけど「なんか行きづらくて」と行かなかった。
この「なんか行きづらい」を作ってるのが、ああいう無知野郎なんじゃないのか。— たれ(エビ風味🦐) (@amakara_no_tare) 2018年6月18日
婦人科に行く女生徒を揶揄するオッサンを、女性のみなさんは気持ち悪いと思っていると思います。
ただ、これだけはわかって頂きたいんですが、我々男もそんなオッサンを心底気持ち悪いと思っています。— かに@がっかり亭 (@sawamurafuumi) 2018年6月19日
言うまでもなく、一番上で紹介した作家の意見は、非常に個人的かつ特異なものです。
それでもなお、あのような言葉を真摯に受け止め、病院へ行くことに抵抗を感じてしまう子どもたちがいるかもしれません。
だからこそ、我々大人が声を大にして、迅速な訂正と「正しい教育」に務めなければならないと感じます。
ネットの反応
●女子高生に多いのは、「受験(やスポーツ大会)のため、生理日移動」ですね
●歯医者に行くイコール虫歯治療としか考えないのか?って話よなー。入れ歯だって矯正だってクリーニングだってするだろ? そういう事だよ
●折角レディースクリニック等の名前でハードルを下げたりして先生たちは努力なさっているのに、いまだ偏見を持つ人により苦しめられる女性が出てしまうのは残念です
どんな事情があろうと、またどんなトラブルであろうと、体の不調を医者に相談することは決して悪ではない。
すべての人がそう信じることのできる社会の実現を、心より願うばかりです。