京都大学iPS細胞研究所の助教授が改ざんデータを含む論文を発表した問題で、先日センター長である山中伸弥教授が、「引責辞任も検討する」との旨を会見で述べました。
しかし…
ネット上では今回の発言を受け、扇動的なマスコミの質問に対する非難のコメント、および山中教授に対する「絶対にやめないでほしい」との声が続々と沸き起こっています。
山中伸弥が直接の責任者でもないのに、記者会見で山中センター長が辞任する考えはないのか?って追求してる記者、クズだなぁ。そうやって笹井さんが自殺に追い込まれたのを忘れたのか。何でもかんでも連帯責任のハラキリを求めるんじゃないよ。
— レ点 (@m0370) 2018年1月22日
※笹井芳樹=元京都大学再生医科学研究所教授。2014年に「STAP細胞問題」の管理責任を追及される中で首吊り自殺した
iPS研究所の件、結局は世間で認知度の高い山中伸弥氏が辞職した方がセンセーショナルだからということで辞職だなんだとメディアが騒いでいるだけにしか見えない。研究者に対して「責任を」というのならば、その責任を彼は今後の研究をもって負うべきではないのか。辞職に追い込むなどもってのほかだ。
— マルキン (@ma_ru_kin) 2018年1月23日
立川志らく氏「これで山中教授が辞められたらiPS細胞の研究は白紙に戻りかねないので人類の損失になる。記者が辞任を煽るような言い方をしているが、『こんな事で辞めないでください』くらい言えば良い。メディアは辞めさせる力はあるが、辞めさせない力もある。私はお辞めになるべきではないと思う」 pic.twitter.com/MBMhaAnpIT
— take4 (@sumerokiiyasaka) 2018年1月23日
ただし、いわずもがな「研究に没頭できる環境」とは、単に批判のない社会を指すわけではありません。
それを理解した上でなお、「不正はもう咎めない。だから今まで通り日本にとどまってほしい」では、もはや説得力がなさすぎます。
山中教授が辞職する必要などない。しかし辞職する可能性はあると見る。いまの研究体制が魅力だとは思えない。マスコミに辞めろと言われれば、「潔く」身を引くのに、何の差し支えもない。シンガポール政府などにとっては、好機到来。教授本人だけでなく、若手や秘書にまでオファーを出すのではないか。
— 玉井克哉(Katsuya TAMAI) (@tamai1961) 2018年1月23日
山中先生、シンガポールも億単位の給料を支払うと言っているからな。
日本を含めた優秀な科学者がシンガポールに続々ヘッドハンティングされているのを忘れてはいけない。
今やアジア1位の大学はシンガポール国立大学なのです。— ちばにゃん@社会復帰リハビリ中 (@cmy_rl) 2018年1月23日
チーム山中で30人纏めて研究費・高額報酬を出そうという国はたくさんある。山中教授自身も数限りない好条件のオファーを受けているはず。それでも日本で京大でというのは、日本の研究者を守りたかったからだ。改竄した研究者自身も罪を認めている。山中教授に連座式で罪を派生させるべきではない。
— kei (@kksugaya) 2018年1月23日
山中教授アメリカ行ってしまうんかな。日本で金策に走り回り大事なスタッフの九割が非正規雇用で安定してない事を何とかしないとと番組で話しておられた。研究する時間を奪ってるとしか思えなかった。アメリカ行ってそんな苦労せず研究に没頭出来るならその方が良い気がしてならない。
— えれもみ (@eremoremo) 2018年1月22日
素晴らしい研究者、そして世紀の研究を前にして、我々もまた「頑張れ」と口にすることの責任を問われている。
そのことを、断じて忘れてはいけないと思います。