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凍死寸前で見つかった、体重が82グラムしかない子猫。ベテラン里親の懸命な看護によって、風前の灯火だった命が救われた!

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ある日、米カリフォルニア州の動物シェルターへ、生後わずか数時間ほどの子猫が連れてこられました。

路上で発見された彼女は、身体が冷え切っており、グッタリとしています。

 
すぐに温熱パッドへと乗せて温めてあげると…

幸いにも、10分ほどで生気が戻ってきました。

風前の灯火

一命を取り留めた後も、油断はできません。

生まれたばかりの子猫は、母親や里親による24間体制のケアなしには生きていけないのです。

そこで、子猫の保護団体の創始者であるハンナさんが呼ばれました。

 
連絡を受けた彼女は、ありったけの物資を同僚の車に詰め込んで、ロサンゼルスから駆け付けます。

生まれたばかりの子猫は、自分で体温を調節することが出来ません。

それに、ご飯を食べようにも上手く飲み込めず、吐き出してしまうこともあるんです。

さらには、目も見えないし耳も聞こえない。

彼らが出来るのは、暖かいものに向かって動くことだけなんですよ。

 
まずは体力と栄養を得るために、食事のサポートから始めました。

慎重に一滴一滴、のどにご飯を流し込み…

身体を綺麗に拭いてあげて、快適な保育器の中へ。

 
ロザリータと名付けられたその子猫は、体重がわずか82グラムしかありません。

加えて、たった一晩で4グラムも痩せてしまうような状態だったため…

ハンナさんたちは2時間おきにご飯を食べさせてあげる必要がありました。

多くの子猫がアニマルシェルターに連れてこられて、その日のうちに安楽死させられてしまいます。

特に、ロザリータのように幼い子猫が…。

 
それでも、彼らは皆諦めませんでした。

昼夜問わずのケアを受けて、少しずつ生きるための力を付けていった子猫。

やがて、自分の力でご飯のチューブに吸い付けるようにまでなりました。

 
ここまでくれば一安心です!

関連:新居で他の猫に馴染めない子猫。そこへ救いの手を差し伸べたのは…

飼い主が見つかった

生後10日にして、体重が2倍に増えたロザリータ。

 
やがて目も開き、子猫として順調に成長していき…

さらには、生涯のお家も見つかったとのこと!

 
ハンナさんは語ります。

もしも屋外で独りぼっちの子猫を見つけたら…

母猫を見つけるために、出来る限りのことをしてあげてください。

彼らを救うためには、多くの人々の力が必要なんです。

 
必死につなぎとめた、小さな命。

これからは優しい飼い主のもと、たっぷりの愛情とご飯を与えられて幸せに暮らしていくことでしょう。

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